レースリポート
イン戦を克服中の女子賞金8位・細川裕子
2021.11.25
SGチャレンジカップ&G2レディースチャレンジカップは、ボートレース多摩川できょう25日が3日目。得点率争いも苛烈(かれつ)になっている。
たとえば、クイーンズクライマックス出場(12名)を競う20名の状況は次の通りだ。(2日目終了時点)
寺田 千恵 8.67
遠藤 エミ 8.67
海野ゆかり 8.00
鎌倉 涼 7.33
大山 千広 7.00
大瀧明日香 7.00
細川 裕子 7.00
平山 智加 6.67
長嶋 万記 6.00
守屋 美穂 6.00
平高 奈菜 5.50
中川 りな 5.33
西村美智子 5.00
三浦 永理 4.67
渡邉 優美 4.00
田口 節子 3.00
中村 桃佳 2.50
松本 晶恵 2.50
櫻本あゆみ 1.00
中田 夕貴 -2.00
SGチャレンジカップは「準優制」を敷いており、準優突破の上位18名がファイナル6枠を争うが、G2レディースチャレンジカップは「得点率制」。5日目までの得点率上位6名(上図参照)が優勝戦進出となる。つまり、準優外枠で一発逆転というストーリーは描けない。一走一走が極めて重要となり、とりわけ1号艇でとりこぼすと致命傷になりかねないシステムである。
そういう意味で9R1号艇の細川裕子【写真2枚とも】が気になるファンも多いことだろう。
2018年と2020年のレディースチャンピオンで優出するなど活躍は華々しいが、G1タイトルを手にしたことはない。今年は女子賞金ランキング8位にいる。
しかし、その豪快なターンに魅力を感じ、センター・アウト戦に舟券を託すファンは少なくない。とり
わけ5コース1着率は22.9%(過去1年間)に及ぶなど実績もある。
一方、イン1着率は50.7%。全選手平均の約56%にも達しておらず、「イン戦が苦手なのでは…」とさえ言われている。心配するのもうなずける。
しかし、今月4日の蒲郡オールレディースでインから逃げて優勝している。レース前「あとは気持ちです!」と語っていたように、スタートは渾身のコンマ11。他艇を圧倒している。
きょうもメンタルでは負けないはずだ。
そんなシリーズ3日目の熱戦を中継するボートレーススペシャルLIVEは13時45分からスタートする。
きょう25日は女性4人が出演。レース同様、華やぐに違いない。秋の好日、多摩川でボートレースを満喫するのもいいだろう。