レースリポート
2年連続ボーダー惜敗の悔しさバネに大瀧明日香! 多摩川G2レディースチャレンジカップ
2021.11.23
ボートレース多摩川での「G2第8回レディースチャレンジカップ」(11月23日~28日、SGチャレンジカップと併催)が開幕した。初日メーンカードの11Rドリーム戦は1号艇の遠藤エミ(滋賀)が快勝。インからコンマ06のトップスタートで逃げ切った。2着に3号艇の守屋美穂(岡山)、3着に2号艇の平高奈菜(香川)が入り、3連単1-3-2で890円の2番人気決着となっている。
さて華々しく幕を開けたレディースチャレンジカップだが、2日目の注目カードに挙げたいのは5Rだ。
<多摩川 2日目 5R 予選>
1号艇 大瀧明日香(愛知) 女子賞金23位
2号艇 中田 夕貴(埼玉) 女子賞金26位
3号艇 三浦 永理(静岡) 女子賞金12位
4号艇 平高 奈菜(香川) 女子賞金 2位
5号艇 平山 智加(香川) 女子賞金 7位
6号艇 寺田 千恵(岡山) 女子賞金 9位
※()内は支部、賞金は最新順位
1号艇で登場するのは大瀧明日香【冒頭の写真】だ。今年の女子賞金ランキングは現在23位。クイーンズクライマックス出場ボーダーまでは325万円の差があり、これを逆転して12位以内に入るには今節優勝が絶対条件になってくる。
大瀧はここ2年連続でレディースチャレンジカップで悲劇のヒロインとなってきた。2019年はレディースチャレンジカップ5日目終了時点で女子賞金ランキング12位にいたが、最終日にわずか8261円差で香川素子に逆転されて13位に転落。2020年もレディースチャレンジカップ5日目終了時点で女子賞金ランキング12位にいたが、最終日に優勝した寺田千恵と、優出2着の長嶋万記にも追い抜かれて14位に転落。2年続けてあと1歩でクイーンズクライマックス出場を逃してきた。今年雪辱を果たすためにも、まずはこの2日目5Rの1号艇が絶対に負けられない一戦となってくる。
侮れないのは2号艇の中田夕貴【写真上】だ。中田の9月以降の2コース成績は1・2・3・1・1・1・5・4・1・1・2・1着。12戦7勝で1着率58%と絶好調だ。近況面白いように2コース差しが決まっており、近況6節連続で2コースから1着がある。
中田は初日5Rの1号艇でまさかの転覆。手痛い減点5を喫して予選突破が厳しくなってしまった。しかし今年大躍進でつかんだレディースチャレンジカップ初出場の大舞台。最後まで諦めず戦う姿を見せてくれるはずだ。