レースリポート
土屋実沙希が自己新の節間9勝で津ヴィーナスシリーズ優勝
2021.11.22
津ヴィーナスシリーズ(11月17日~22日開催)が終了した。優勝戦は1号艇の土屋実沙希(静岡)【写真2枚とも】がインから逃げ切って快勝。2着に3号艇の高橋淳美(大阪)、3着に5号艇の喜井つかさ(岡山)が入り、3連単1-3-5で2940円の11番人気決着となっている。
勝った土屋実沙希は2019年8月の津オールレディース以来、約2年3カ月ぶりの優勝で通算2V。2回の優勝はいずれも津となっている。
今節の土屋実沙希は1・1・1・1・6・4・1・1・1・1・1着。手にしたモーター58号機は2連対率11.9%で今節使用44基中44位というワースト機だったが、開幕から3コース差し、2コース差し、4コースまくり、イン逃げで怒涛の4連勝とスタートダッシュに成功。これまで連勝の自己ベストが3だった土屋実沙希にとっては自身初の4連勝となった。
そして3日目こそ外枠2走で6・4着と崩れたが、すぐさま4日目から立て直して2コースまくり、イン逃げ、4コース差し、イン逃げ、イン逃げと自身ベストをさらに更新する5連勝をマークして頂点へ。2019年津オールレディースで1・2・1・2・1・1・1・2・1・1・1着の節間8勝で優勝している土屋実沙希だが、今節はそれを上回る自己新の節間9勝を挙げて優勝を手にした。
土屋実沙希は2012年11月デビューの111期生。2019年前期級別審査期間でA2級初昇格を果たし、そこから現在7期連続(来期も含む)でA2級だ。2020年前期級別審査期間に勝率6.15、2021年前期級別審査期間に勝率6.12と、6点台は2回マークしているもののまだA1級はなし。今期は好調な滑り出しを見せているだけにA1級初昇格を目指したいところだ。また来年の今頃はレディースチャレンジカップ初出場を果たして賞金女王戦線を沸かせてほしいところ。そう思わせるほどの今節の活躍ぶりだった。