レースリポート
中田夕貴が自身初の優勝戦1号艇でデビュー初V王手 桐生ヴィーナス
2021.10.29
桐生ヴィーナスシリーズ(10月23日~29日開催。23日中止順延、24日中止)は28日のシリーズ5日目が終了。優勝戦のメンバーが決まった。
<桐生 最終日 12R 優勝戦>
1号艇 中田 夕貴(埼玉) 今期1コース1着率63%
2号艇 廣中智紗衣(東京) 今期2コース1着率27%
3号艇 松本 晶恵(群馬) 今期3コース1着率20%
4号艇 中谷 朋子(兵庫) 今期4コース1着率0%
5号艇 蜂須 瑞生(群馬) 今期5コース1着率0%
6号艇 松尾 夏海(香川) 今期6コース1着率0%
※()内は支部
予選トップ通過の中田夕貴【冒頭の写真】が準優をイン逃げで快勝してポールポジションを獲得。自身初の優勝戦1号艇を手にしてデビュー初Vに王手をかけた。現在女子賞金ランキング26位の中田は、ここで優勝して賞金98万円を獲得すればレディースチャレンジカップ初出場へ当確ランプがともる見込みだ。
2号艇は廣中智紗衣。1・2・1・2・1・1・3・1着のオール3連対で、前節の鳴門オールレディースに続く2節連続優出を果たした。鳴門では優勝戦2号艇で2コースからコンマ18の6番手スタートとなり、攻め切れず2着に終わっただけに、再び巡ってきた優勝戦2号艇で雪辱を果たしたい。
3号艇は松本晶恵。地元のエースがきっちり勝ち上がってきた。松本は現在女子賞金ランキング16位で、レディースチャレンジカップ出場は当確だが、クイーンズクライマックス出場となるとボーダーまで約156万円の大きな差がある状況。ここで優勝して一気に縮めたいところだ。
4号艇の中谷朋子【写真上】は昨年10月の津オールレディース以来となる約1年ぶりの優出。今年は2本のFなどもあって本来の力を発揮できずにきたが、ようやく長いトンネルを抜け出してきた印象だ。センター巧者が優勝戦4号艇で魅せるのか。
5号艇の蜂須瑞生は通算5回目の優勝戦進出で待望の地元桐生初優出。また今節の活躍で今期勝率は5.31まで急上昇し、4期ぶりのA2級復帰にチャンスが出てきた。この優勝戦は地元初VとA2級昇格をかけた大一番になる。
6号艇の松尾夏海は10月29日生まれ。今節は本来なら10月28日が最終日の予定だったが、1日順延したことで奇遇にも優勝戦が誕生日になった。バースデーVでのデビュー初優勝を狙う。