レースリポート
LCC出場権争いは中田夕貴ら4人が数万円差の大混戦 桐生ヴィーナスシリーズ
2021.10.27
桐生ヴィーナスシリーズ(10月23日~29日開催。23日中止順延、24日中止)は26日のシリーズ3日目が終了した。メーンカードの12R「ヴィーナスドリーム戦」は1号艇の鎌倉涼(大阪)がイン逃げで快勝。鎌倉は1・2・1着で予選首位をキープしている。
さて10月も残り5日となり、G2レディースチャレンジカップ(以下LCC)の選考期間も残りあと5日。この大詰めになって出場権争いは大混戦の様相を呈してきた。ボーダー付近の状況は以下のとおり。
【2021年女子賞金ランキング 25~29位】
25位 大瀧 明日香 20,511,000円
26位 川野 芽唯 20,091,999円
――レディースチャレンジカップ出場ボーダー―
27位 堀之内紀代子 20,057,000円
28位 平田 さやか 20,045,739円
29位 中田 夕貴 20,016,739円
LCCは女子賞金ランキング上位20人に出場権が与えられるが、F休みやあっせん辞退で欠場確実な選手が6人いるため、現状のボーダーは26位となっている。
そして現時点で26位の川野芽唯に対して、27位の堀之内紀代子が3万4999円差、28位の平田さやかが4万6260円差、29位の中田夕貴が7万5260円差。実にボーダー前後の4人がわずか7万円余りという僅差のなかにひしめいている状態だ。
この4人のなかで最も優勢なのは中田夕貴【冒頭の写真】か。桐生ヴィーナスシリーズに出場中の中田はここまで1・1・3・1着で予選2位につける活躍。このあと準優・優勝戦と勝ち上がれば大きな賞金を上積みできる状況にある。
平田さやか【写真上】も桐生ヴィーナスシリーズに出場中だが、初日に手痛い妨害失格で賞典除外。賞金の高いレースは走れないため、中田に逆転されることはほぼ確実だ。
川野芽唯と堀之内紀代子は10月30日から蒲郡オールレディースに出場予定。ただシリーズ2日目にLCC選考期間が終わってしまうため、大きな賞金を加算するのは難しい。
果たして残り5日間でランキングはどう変動するのか。多摩川レディースチャレンジカップ出場権争いはいよいよ決着の時が迫ってきた。