レースリポート
A1級初昇格を目指す實森美祐と中川りな 芦屋オールレディース
2021.10.16
芦屋オールレディース(10月16日~21日開催)が開幕した。初日メーンカードの12Rドリームレースは、1号艇の遠藤エミ(滋賀)がイン逃げで快勝。2着に3号艇の寺田千恵(岡山)、3着に4号艇の細川裕子(愛知)が入り、3連単1-3-4で780円の1番人気決着となっている。
さて10月も半ばを過ぎ、2022年前期級別審査期間(2021年5月~10月)は残すところあと2週間。級別勝負駆けの動向が気になる時期になってきた。
今節、特に注目しておきたいのはA1級初昇格を目指している2人。實森美祐(広島)【冒頭の写真】と中川りな(福岡)【写真下】だ。
實森は今節開始時点での今期勝率が6.24。A1級ボーダー(現在6.17前後)の上にいる。實森はこれまでデビューから9期走り、勝率の自己ベストは5.02。まだA2級の経験さえ1回もないが、来期一気にA1級へ飛び級できそうな状況にある。
これだけ勝率アップしてきた要因は"大敗"の激減だ。前期は5着が13本、6着が24本で計37本あったが、今期は5着が6本、6着が8本で計14本まで大幅に減少。1着数は前期12本、今期15本とあまり変わっていないが、大敗が減ったことで勝率が飛躍的に上がった。
中川は今節開始時点での今期勝率が6.04。A1級ボーダーの少し下にいる状況だ。そんななか今節は2連対率1位のエースモーター22号機をゲット。そして初日にイン逃げと4コースまくりで連勝を飾る最高のスタートを切り、これで今期勝率は6.09へ上昇した。デビュー17期目でのA1級初昇格を目指して勝負駆けの中川が、2日目以降もどんな走りを見せるのか注目したい。