レースリポート
ブランク不問の魚谷香織! 復帰1走目で大外から豪快逆転勝ち 下関ヴィーナスシリーズ
2021.10.10
下関ヴィーナスシリーズ(10月9日~14日開催)が開幕した。初日メーンカードの12Rドリーム戦は1号艇の鎌倉涼(大阪)【写真下】が快勝。インからコンマ06のトップスタートで逃げ切った。2着には5号艇の高田ひかる(三重)、3着には2号艇の藤崎小百合(福岡)が入り、3連単1-5-2で2510円の11番人気決着となっている。
初日の水面を最も沸かせたのは、2Rに6号艇で登場した魚谷香織(福岡)【冒頭の写真】だった。約1年5カ月間の長期欠場を経て復帰戦を迎えた魚谷は、6コースからコンマ06のトップスタートを決めると、1マークでは外から外へ握って回る豪快なターンを見せて先頭争いへ。混戦で迎えた2マークでも外を握って回り、鮮やかにツケマイを決めて1着ゴールを駆け抜けた。ちなみに魚谷の6コースからの1着は、2016年5月の住之江ヴィーナスシリーズで6コースまくりを決めて以来で実に約5年5カ月ぶりと久々だった。
魚谷の長期欠場は今回が3回目だ。1回目は2011年9月~2012年11月。約1年2カ月間の長期欠場を経てカムバックすると、復帰節の住之江女子リーグでいきなり優出5着に入る活躍。その翌節の多摩川一般戦でも優出4着に入り、復帰から2節連続優出をマークしている。
2回目は2017年2月~2018年10月。約1年8カ月間の長期欠場を経てカムバックすると、復帰から2節は準優敗退に終わったが、3節目の若松男女ダブル戦で優出3着の活躍を見せている。
過去2回の長期欠場ではいずれも復帰早々からブランクを感じさせない走りを見せていただけに、今回もさっそくV争いを沸かせる可能性十分だろう。2日目は5R2号艇と10R3号艇でどんなレースを見せるのか楽しみだ。