レースリポート
守屋美穂が男女混合G1優出狙う! 片岡雅裕、馬場貴也も一発 びわこ大賞
2021.10.07
滋賀県大津市のボートレースびわこで6日、「G1開設69周年記念 びわこ大賞」の4日目が行われた。
予選ラストは、何かと激しかった。準優勝負駆けはもちろん、予選トップ通過を巡っての戦いも熾烈(しれつ)を極めた。
3日目を終えた時点で首位に並んでいた坪井康晴、峰竜太は、4日目もお互いに3着を取った。3位以下から上がってきた選手はおらず、結局は着位差で坪井が1位通過、峰は2位。3位には平本真之が食い込み、それぞれ準優1枠をゲットした。予選18番目はボーダーがかなり下がり、8人が並んだ得点率5.50組の中で着順も3人同じとなり、最高タイムが良かった木下翔太が18番目に滑り込んだ。
5日目は、準優3個レースが行われる。枠番、メンバーは次の通り。
<びわこ 5日目 10R 準優勝戦>
1枠 平本 真之 (愛知支部)
2枠 守屋 美穂 (岡山支部)
3枠 椎名 豊 (群馬支部)
4枠 西村 拓也 (大阪支部)
5枠 稲田 浩二 (兵庫支部)
6枠 河合 佑樹 (静岡支部)
守屋美穂【冒頭の写真】が女子で唯一、準優に進出した。4日目9Rは、2コースからコンマ04と厳しく踏み込んだ。1Mはイン赤岩善生を回して的確に差した。バックは軽快に伸びて2Mを先取った。シリーズ3勝目を飾り、得点率は6.83まで上昇。予選4位通過を果たした。初日から動きは軽快で、ターン後の押しや、伸びが目立つ。これまでG1は6回の優出があるが、混合G1の優出は昨年12月の若松プレミアムG1ボートレースバトルチャンピオントーナメントの1回だけ。周年の初優出を目指し、準優10Rは再び2コースから差しを狙う。
<びわこ 5日目 11R 準優勝戦>
1枠 坪井 康晴 (静岡支部)
2枠 守田 俊介 (滋賀支部)
3枠 安達 裕樹 (三重支部)
4枠 片岡 雅裕 (香川支部)
5枠 中村 晃朋 (香川支部)
6枠 木下 翔太 (大阪支部)
11Rの1枠には予選トップ通過の坪井康晴が構える。2日目から仕掛けが安定し、的確な立ち回りが光る。ただ、難敵がそろった。地元の守田俊介や、スタートの鋭い安達裕樹、片岡雅裕【写真上】、中村晃朋、木下翔太もいて、激戦ムードだ。特に4枠片岡が怖い。3日目に同じ4枠で鮮やかにまくった実績があり、スリット付近の足は上々。パワー面では内枠勢が目立つが、ダッシュを乗せた一撃弾が楽しみだ。
<びわこ 5日目 12R 準優勝戦>
1枠 峰 竜太 (佐賀支部)
2枠 井口 佳典 (三重支部)
3枠 岡村 仁 (大阪支部)
4枠 君島 秀三 (滋賀支部)
5枠 馬場 貴也 (滋賀支部)
6枠 今井 貴士 (福岡支部)
12Rの1枠峰は予選2位となったが、回り足は軽快そのもの。また、課題の伸びも展示タイム(6秒71)が出だして、序盤よりは上向いてきた。インで優位に運びたいが、不気味なのは地元勢の動向。君島秀三が4枠ならカドから猛然と攻め立てるはず。そんな展開を見据えて、昨年大会覇者の5枠馬場貴也【写真上】が、シャープに切り込む。今節はモーターの仕上げに苦労しているが、展開は向きそう。渾身(こんしん)のハンドルで地元優出、そして大会連覇に向けて躍進する。