レースリポート
平高奈菜が優勝戦1号艇 ライバルは元相棒18号機駆る新田有理 常滑ヴィーナスシリーズ
2021.09.11
常滑ヴィーナスシリーズ(9月7日~12日開催)は5日目が終了。優勝戦のメンバーが決まった。
<常滑 最終日 12R 優勝戦>
1号艇 平高 奈菜(香川) 今期1コース1着率84%
2号艇 中村 桃佳(香川) 今期2コース1着率31%
3号艇 細川 裕子(愛知) 今期3コース1着率5%
4号艇 新田 有理(広島) 今期4コース1着率10%
5号艇 鎌倉 涼(大阪) 今期5コース1着率14%
6号艇 岸 恵子(徳島) 今期6コース1着率0%
※()内は支部
予選トップ通過の平高奈菜【冒頭の写真】が準優をイン逃げで快勝してポールポジションを獲得。これで常滑では5節連続優出となり、4月のオールレディースに続く当地2節連続Vに王手がかかった。
平高の優勝戦1号艇はこれが今年6回目。過去5戦は1・1・2・1・5着だ。前々節の徳山ヴィーナスシリーズ優勝戦ではインからコンマ21とスタートで後手を踏んだのが響き、宇野弥生の4コースまくり差しを浴びて5着に敗れている。その雪辱を果たして今度こそ今年5回目の優勝を手にしたい。
平高にとって強敵となるのは4号艇の新田有理【写真上】か。今節ここまで9走で8本の展示1番時計をマークする快速ぶり。軽快な舟足に仕上げて2・3・2・1・1・4・1・1・2着の活躍を見せてきた。
新田が今節手にしたモーター18号機は、2連対率46.9%で今節2位の好素性機。これまで25節走って5優出2Vの実績がある。その2Vのうち1つが今年4月のオールレディースでの優勝で、このとき乗っていたのが、ほかならぬ平高奈菜だ。平高は約5カ月前にコンビを組んで優勝した元相棒18号機を、今度は敵に回して優勝戦を戦うことになった。
新田はこれが通算6回目の優出。デビュー初Vを目指してどんな走りを見せるのか楽しみだ。116期女子から大山千広に続く2人目の優勝経験者が出るのか注目したい。