レースリポート
ドリーム戦1号艇3連敗中の大山千広が雪辱期す 常滑ヴィーナスシリーズ2日目12R
2021.09.07
常滑ヴィーナスシリーズ(9月7日~12日開催)が開幕した。初日メーンカードの12R「1stドリーム」は1号艇の平高奈菜(香川)がイン逃げで快勝。2着に3号艇の三浦永理(静岡)、3着に4号艇の守屋美穂(岡山)が入り、3連単1-3-4で900円の2番人気決着となった。平高は前半5Rも4コースまくり差しで勝っており、初日2連勝で予選首位に立っている。
さて2日目のメーンカードは12Rの「2ndドリーム」。ダブルドリームの後半戦として行われる。
<常滑 2日目 12R 2ndドリーム>
1号艇 大山 千広(福岡) 今期1コース1着率50%
2号艇 寺田 千恵(岡山) 今期2コース1着率13%
3号艇 宇野 弥生(愛知) 今期3コース1着率26%
4号艇 鎌倉 涼(大阪) 今期4コース1着率8%
5号艇 櫻本あゆみ(東京) 今期5コース1着率0%
6号艇 藤崎小百合(福岡) 今期6コース1着率0%
※()内は支部
1号艇で登場するのは大山千広【冒頭の写真】だ。今期インは22戦11勝で1着率50%という苦しい戦い。特にイン最近10走は5・5・3・2・5・1・1・3・2・1着で3勝しかできていない。
女子人気ナンバーワンの大山だけあってドリーム戦1号艇に指名される機会が多いが、7月の下関オールレディースでは初日12Rドリーム戦1号艇で6着に敗れて3連単7万4660円、8月の福岡お盆レースでは2日目12Rドリーム戦1号艇で2着に敗れて3連単9650円、前節の芦屋ヴィーナスシリーズでは初日12Rドリーム戦1号艇で3着に敗れて3連単1万4260円を献上。ドリーム戦1号艇で現在3連敗中という状況だ。今節こそ人気に応えて逃げ切りたい。
対抗一番手は地元の宇野弥生【写真上】か。今節手にしたモーター41号機は、使用モーターの中では2連対率3位の好素性機。これまで26節走って7優出をマークしている注目モーターだ。宇野は初日に4コースまくりとイン逃げで2連勝を飾って早速そのパワーを披露。得点的には大山千広、三浦永理に次ぐ予選3位だが好発進を見せている。宇野は今期3コースで19戦5勝の1着率26%と好調なだけに、イン大山の牙城を崩す可能性十分だろう。
ちなみに「1号艇大山、2号艇寺田、3号艇宇野」という対戦は、8月25日の芦屋ヴィーナスシリーズ初日12Rドリーム戦であったばかり。このときは4号艇の三浦永理がまくり切り、大山が3着、寺田が5着、宇野が6着に終わっている。14日ぶりの再戦となる3人が今度はどんなレースを見せるのか楽しみだ。