レースリポート
香川素子が初日2連勝 通算999勝で大台に王手! 芦屋ヴィーナスシリーズ
2021.08.25
芦屋ヴィーナスシリーズ(8月25日~30日開催)が開幕した。初日メーンカードの12Rドリーム戦は、4号艇の三浦永理(静岡)【写真下】が快勝。4コースからコンマ07のトップスタートでまくり切った。2着には6号艇の高田ひかる(三重)、3着には1号艇の大山千広(福岡)が入線。3連単4-6-1は44番人気で1万4260円の配当。
さて華々しく開幕した芦屋ヴィーナスシリーズだが、初日2連勝をマークしたのが香川素子(滋賀)【冒頭の写真】だ。前半6Rで2コース差しを決めると、後半11Rはインからコンマ05のトップスタートで逃げ快勝。得点率10.50で予選首位に立つ好発進となった。
そして香川はこの2勝を上積みしてデビュー通算999勝に。いよいよ1000勝の大台へ王手がかかった。
【香川素子 年次別成績】
1997年 3勝
1998年 5勝
1999年 5勝
2000年 4勝
2001年 8勝 1優出
2002年 15勝 1優出
2003年 6勝
2004年 39勝 2優出
2005年 25勝 5優出1V
2006年 40勝 3優出1V
2007年 29勝 3優出
2008年 67勝 11優出1V
2009年 54勝 5優出1V
2010年 47勝 5優出
2011年 57勝 3優出
2012年 71勝 13優出2V
2013年 51勝 9優出2V
2014年 73勝 8優出2V
2015年 65勝 6優出
2016年 65勝 8優出3V
2017年 45勝 8優出1V
2018年 41勝 10優出2V
2019年 77勝 13優出2V
2020年 66勝 9優出3V
2021年 41勝 3優出2V
香川は1997年5月デビューの80期生。デビュー3年目の1999年6月から約1年間の産休があったため出世はやや遅れたが、復帰してから2001年6月の蒲郡女子リーグで初優出、2005年8月の鳴門女子リーグで初Vと着実に成績は上昇。そして2008年に津レディースチャンピオンでG1初優出をマークするなど年間11優出1Vと大きく飛躍した。
それ以降は13年連続(2008年~2020年)で年間勝率6点以上という安定した活躍ぶり。通算では優出126回(現役女子13位)、優勝23回(現役女子14位タイ)を誇る。女子トップレーサーの地位を確固たるものとし、クイーンズクライマックスには3回(2012、2019、2020年)出場。また昨年のボートレースオールスターではSG初出場も果たしている。ちなみに息子の香川颯太(2000年2月4日生まれ)が2019年11月に125期生としてデビューしたことで、現在は親子レーサーという一面も持つ。
もし1000勝達成となれば女子レーサーでは26人目。2日目は9R5号艇の1回走りで登場する。