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宮島女子レース優勝戦は大穴の宝庫 1号艇の鎌倉涼は逃げ切れるか

2021.08.23

 宮島オールレディース(8月19日~24日開催)は5日目が終了。優勝戦のメンバーが決まった。

<宮島 最終日 12R 優勝戦>
1号艇 鎌倉  涼(大阪) 今期1コース1着率70%
2号艇 小野 生奈(福岡) 今期2コース1着率15%
3号艇 平田さやか(東京) 今期3コース1着率18%
4号艇 土屋実沙希(静岡) 今期4コース1着率7%
5号艇 山川美由紀(香川) 今期5コース1着率0%
6号艇 島田なぎさ(埼玉) 今期6コース1着率0%
 ※()内は支部

 予選トップ通過の鎌倉涼【冒頭の写真】が準優でイン逃げを決めてポールポジションを獲得した。今期インは20戦14勝で1着率70%と上々の成績。今年4回目の優勝へ死角なしか。

 ただ、宮島女子レースの優勝戦といえば大穴の宝庫だ。昨年4月の宮島オールレディースでは西村美智子が5コースまくり差しでデビュー初Vを飾って3連単4万8300円、昨年8月の宮島ヴィーナスシリーズでは中村桃佳が圧巻の6コースまくり差しを決めて3連単16万7180円。近況2大会連続で高配当が飛び出している。

 もっとさかのぼれば19年の宮島男女ダブル戦では今井美亜の4コース差しで2万2350円、18年の宮島オールレディースでは今井美亜の2コース差しで1万7050円、14年の宮島ヴィーナスシリーズでは市村沙樹(現・清水沙樹)の2コース差しで2万2320円と次々に大穴決着の結果が出てくる。何が起こるかわからないのが宮島女子レース優勝戦だ。

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 また、もうひとつ波乱が起こりそうな要因がある。潮位だ。

 シリーズ5日目が典型的な展開だった。干潮時刻が12R発売中の16時21分で、10~12Rの準優は潮の低い状態で行われた。すると準優10Rでは3カドの新田有理がまくって展開をつくり、4コースの小野生奈【写真上・左】がまくり差しを決めて3連単1万2540円。準優11Rでは5カドの平田さやかがまくり切って3連単14万1080円の超大穴となった。干潮の落ち着いた水面でダッシュ勢が思い切った攻めを見せ、高配当を生み出したわけだ。

 シリーズ最終日の干潮時刻は16時56分。ほぼ12R優勝戦の真っ最中になる。何が起こっても不思議ではない水面状況であることは間違いない。

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