レースリポート
浜名湖G1レディースチャンピオン 予選最後を1号艇で締めくくる! ノーハンマーの遠藤エミ
2021.08.07
遠藤エミが飛ばしている。
ボートレース浜名湖のプレミアムG1レディースチャンピオンだ。
3日目終了時点で得点率は10.00。守屋美穂と同率首位を走っている。
守屋は9R、遠藤は12Rの1走である。
両者はともに舟足の良さをアピールしているが、予選トップ通過に向け条件の違いがあるとしたら枠番だ。
守屋美穂は9R5号艇、遠藤エミは12R1号艇である。
つまり遠藤エミはイン戦を戦わずしてこの成績をマークしているのである。
初日ドリーム戦 2コース差し(1着)
2日目3R 6コースからまくり差し(1着)
2日目9R 4カドからまくり敢行(2着)
3日目4R 5コースまくり(1着)
3日目9R 3コースまくり差し(1着)
戦い方からも分かるように、圧倒的な行き足と伸びを駆使しレースを支配しているのである。
「プロペラは前検からたたいていません。チルトやニードル調整くらい…」と語るように、好素性のモーターを信じ切って戦っている遠藤エミ。自分本位でなく、モーターを含めた他者への敬意が根底にある人物なのだ。
勝ってやろうとか、見せてやろうというような我欲なく、一つひとつファンに捧げることだろう。
「天候の変化があった場合は乗ってみて考えます」というコメントは、台風の影響を考えてのこと。備えあれば憂いなし、舟足の不安は皆無といっていい。
あとは緊張感をもってレースに集中するだけだ。
しびれる競走が続くプレミアムG1レディースチャンピオン。
きょう7日も公式YouTubeで放送がある。女性ならではの視点は、男女問わず参考になるだろう。アクセスしてみたいものだ。