レースリポート
トップ並走! ともに1歩も引かぬ遠藤エミと守屋美穂 浜名湖レディースチャンピオン
2021.08.07
静岡県湖西市のボートレース浜名湖で熱戦が続く「プレミアムG1第35回レディースチャンピオン」は6日、開催3日目が終了した。3日目も夏場恒例の向かい風でオープニング。4Rまでは風速5メートルだったが、5R以降は少し威力を増して6メートル以上で行われた。そうした中、6Rでは向かい風に逆らって1、2コースから飛び出した土屋実沙希と平高奈菜がそれぞれ+10と+04のフライングに散った。
決まり手は、逃げが5本と最多だったが、まくり差しが3本、差しが2本、まくりと恵まれが1本ずつとバラエティーに富んでいた。インコースの勝利が5本どまりだったにもかかわらず、払戻金は1R、長嶋万記による3連単4-3-5の3780円が最高配当だった。
3日間の予選を終えて遠藤エミ【冒頭の写真】と守屋美穂【写真すぐ下】が10.00で得点率1位タイに並んだ。遠藤が「足はずっといいけど、特に3日目が一番良かった」と話せば、守屋も「ターン回り中心にバランスも取れていいと思います。不足な部分はありません」とお互いがパートナーを最高に引き出している。どちらが、首位通過を決めるのか!? 守屋が9R5枠、遠藤は12R1枠が予選ラスト走だ。
3位タイの8.50は水野望美と山川美由紀。両者とも1勝のみだが、残りの3走は全て2着を確保している。準優の1号艇を目指して堅調な走りを続けるか。
勝負駆けで最も注目を集めるのが地元のエース長嶋万記【写真すぐ上】。3日目1Rで待望の初勝利を挙げ、得点率を5.75(20位タイ)まで押し上げた。「良くはなっているけど、もうひと足ですね」と笑みはなし。そして「2周1マークはちょっと強引でしたね」と反省していた。それでも、この勝利が4日目に繋がったことは確か。「諦めずに頑張ります」と4日目は2R6枠、6R2枠からジャンプアップを狙う。