レースリポート
遠藤エミがドリーム快勝! 平高奈菜もまくって白星! 浜名湖レディースチャンピオン
2021.08.05
真夏の女王を決める「プレミアムG1第35回レディースチャンピオン」が4日、静岡県湖西市の浜名湖ボートレース場で熱戦の火ぶたが切られた。晴れ間が広がった初日のオープニングは南からの向かい風4メートルでスタート。風は終日、向かい風で4~5メートルだった。
決まり手は、逃げが最多の5本、差しは3本、まくり差しが2本、まくりと抜きが1本ずつとバラエティーに富んでいた。配当面は3・4・5Rで三浦永理、中川りな、水野望美が勝って波乱の3連発。2マークでもつれた11Rを含めて合計4本の万舟券が飛び出した。3連単の3ケタ配当は6Rのみだった。
初日注目のドリーム戦は、遠藤エミ【冒頭の写真】が2コースから差しを届かせて幸先の良い滑り出し。「伸びも出足も試運転ですごくいいので、レースへは自信を持っていけました。乗りやすさもあるし、この状態をキープしたいです」と声を弾ませた。早くも戦前からの評判機を仕上げ、今後も目の離せない存在だ。
昨年の当地で開催されたクイーンズクライマックスで優勝した平高奈菜【写真すぐ上】は、予選からのスタート。まず4Rは6コースからコンマ44で5着だったが、後半の10Rはトップショットで一気にまくった。「スタートが入っているのは確実だと思ったけど、誰もいなかったのでフライングをしたのかと思って動揺しました」と苦笑い。「前半はペラのバランスが悪くてスタートも届きませんでした。後半は大幅にたたき変えて、まだいい時の体感とは違うけど、これをベースに調整していきたい」と軌道修正を果たして笑みがこぼれた。