レースリポート
「パワーを感じる!」とドリームは遠藤エミが好気配 浜名湖レディースチャンピオン
2021.08.04
真夏の女王決定戦が始まる。「プレミアムG1第35回レディースチャンピオン」は4日、静岡県・湖西市の浜名湖ボートレース場で6日間の熱戦の幕を開ける。
当地のモーターは4月16日の4日制から下ろされ、合計で11節を消化。どのモーターも使用回数は6節を超えている。まだ絶対的なエースは不在だが、1号機(遠藤エミ)、11号機(堀之内紀代子)、48号機(細川裕子)、51号機(櫻本あゆみ)が4強を形成。近い将来のエース機候補として注目を集めている。
<浜名湖 初日 12R ドリーム戦>
1枠 小野 生奈 (福岡支部)
2枠 遠藤 エミ (滋賀支部)
3枠 守屋 美穂 (岡山支部)
4枠 田口 節子 (岡山支部)
5枠 鎌倉 涼 (大阪支部)
6枠 平山 智加 (香川支部)
ドリーム戦は昨年6月から今年5月末までの選考期間における勝率順に並んでいるが、1枠の小野生奈【写真すぐ上】は「足は普通かなって感じ。もう少し力強さがほしい」と今後の上積みに期待。
ドリームメンバーで優秀機カルテットをゲットした遠藤エミ【冒頭の写真】が「足合わせの感じでは出足、伸びともに良かったしパワーを感じました」と第一印象を返答。「その後の特訓は、そこまで変わらなかったかなと思ったけど、大きなことはしなくてもよさそう」。昨年は10優出1優勝だったが、今年は7月終了時点で10優出4優勝。「今年に入ってリズムがいいですね。浜名湖も好きな水面です」と初日から好発進を狙っている。
遠藤とは対照的だったのがディフェンディングチャンピオンの平山智加【写真すぐ上】。2連対率28.1%の59号機を引いてしまった。「試運転の出足はいいと思ったけど、スタート特訓の行き足が全然で(スタートが)届かなかったです」と渋い表情だった。大会連覇について尋ねられると「意気込んでいたけど、現状はリズムが上がってないし、あまりいいコメントは出せませんね」とポツリ。フライング休み明けの2節がG2とSGだったとはいえ、合計で1着と2着が1本ずつと本調子を欠いている。「ここから徐々に(調子を)上げていきたい。焦らずに走りたいです」。ひとまずはモーターの立て直しが求められる。