レースリポート
G1レディースチャンピオン 初日ドリーム戦の主軸は小野生奈
2021.08.03
プレミアムG1レディースチャンピオンは、ボートレース浜名湖で8月4日(水)から9日(月・振替休日)まで開催される。
シリーズリーダーを占う初日ドリーム戦の1号艇は小野生奈。プロフェッショナルの本質を追究する一流である。
勝負強い小野生奈の武器は「現状に甘んじない考え方」にある。常に自己を超えていこうと覚悟しているのだ。
そのデビューは2008年11月の芦屋。期待を集めたが、およそ2年間は結果を出せずにいた。
悶々とする日々がそこにはあったろう。
しかし、小野生奈は自ら決めたテーマをクリアしようと日々の練習に必死だった。ボートを自由自在に操るためのテクニックを追究していたのだ。
ターンマークをスレスレに旋回することよりも、「サイドをかけ一瞬で舟を向けること」「回転を落とさず旋回し加速すること」の追究である。
それは、プロフェッショナルとしての妥協なき志向そのもの。揺るぎない敢闘精神、スピードある攻めのレースの起点である。
昨年の優勝は三国ヴィーナスシリーズのみであったが、九州地区選(唐津)をはじめ、レディースチャンピオン(多摩川)、クイーンズクライマックス(浜名湖)で優出。堅実に賞金を積み上げてきた。
そして今年はここまでV2とし、リズムは決して悪くない。
レディースチャンピオンは、2017年の芦屋で制しているタイトル。
この浜名湖で初戦ドリーム戦から加速し一気に突っ走る覚悟に違いない。