レースリポート
西村美智子が鳴門Vで女子賞金ランキング9位に浮上
2021.05.29
鳴門ヴィーナスシリーズ(5月24日~29日開催)が終了した。優勝戦は2号艇の西村美智子(香川)【冒頭の写真】が2コースから差して快勝。2着に3号艇の渡邉優美(福岡)、3着に1号艇の寺田千恵(岡山)が入り、3連単2-3-1で1万4140円の高配当決着となった。
今節の西村は1・1・3・4・2・2・2・3・1・1着。初日にイン逃げと5コースまくり差しで2連勝を飾って勢いに乗り、予選を3位で通過する活躍。西村の準優1号艇は2012年びわこ女子リーグ、2013年宮島女子リーグ、2019年大村オールレディースに続き、これが約2年2カ月ぶりで4回目だった。その準優1号艇でインからトップスタートを決めて逃げ切ると、優勝戦は2号艇で2コースから差しハンドルを決めて頂点へ。昨年4月の宮島オールレディースに続く2回目の優勝を手にした。
【2021年女子賞金ランキング】(5月28日、18時現在)
1位 平高 奈菜 20,202,000円
2位 遠藤 エミ 18,439,000円
3位 小野 生奈 18,175,266円
4位 竹井 奈美 14,785,000円
5位 守屋 美穂 13,980,000円
6位 寺田 千恵 13,593,000円 (鳴門優勝戦3着)
7位 細川 裕子 13,380,000円
8位 平山 智加 13,231,000円
9位 西村美智子 13,173,000円 (鳴門優勝戦1着)
10位 三浦 永理 13,145,000円
11位 田口 節子 12,974,000円
12位 大瀧明日香 12,752,000円
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
13位 浜田亜理沙 12,608,000円
14位 大山 千広 12,125,000円
15位 渡邉 優美 11,475,266円 (鳴門優勝戦2着)
16位 海野ゆかり 11,340,000円
17位 中川 りな 11,292,999円
18位 角 ひとみ 11,266,000円
19位 松本 晶恵 11,096,000円
20位 川野 芽唯 11,004,999円
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27位 金田 幸子 9,918,000円 (鳴門優勝戦4着)
34位 山下 友貴 8,751,000円 (鳴門優勝戦6着)
44位 山川美由紀 7,922,000円 (鳴門優勝戦5着)
西村はこれで優勝賞金98万円を獲得。今年の女子賞金ランキングは前日13位から一気に9位へ浮上した。西村はこれまでG2レディースチャレンジカップ出場歴は1回(2019年)あるが、PG1クイーンズクライマックス出場はまだゼロ。年間女子賞金ランキングの自己ベストは2019年にマークした27位だ。今年はこれを大きく上回る活躍ぶり。前期勝率6.21でA1級初昇格も決めるなど近況充実ぶりが光っている。
西村の今後の出場予定は江戸川オールレディース(6月6日~11日開催)、桐生オールレディース(6月18日~23日開催)、平和島オールレディース(7月1日~6日開催)で、関東地区オールレディース3連戦に。江戸川オールレディースは昨年の大会でフライングを切っているだけに雪辱したいところ。桐生オールレディースは昨年の大会で優出4着に入る活躍を見せており今年も楽しみだ。クイーンズクライマックス出場権争いを沸かせる存在となってきた西村からしばらく目が離せそうにない。