レースリポート
鳴門優勝戦は2節連続で”4号艇”が優勝中 今節は山川美由紀が優勝戦4号艇に
2021.05.29
鳴門ヴィーナスシリーズ(5月24日~29日開催)は5日目が終了。優勝戦のメンバーが決まった。
【優勝戦12R】
・1号艇 寺田 千恵(岡山) 今年1コース1着率74%
・2号艇 西村美智子(香川) 今年2コース1着率12%
・3号艇 渡邉 優美(福岡) 今年3コース1着率29%
・4号艇 山川美由紀(香川) 今年4コース1着率20%
・5号艇 金田 幸子(岡山) 今年5コース1着率7%
・6号艇 山下 友貴(静岡) 今年6コース1着率0%
注目したいのは「4号艇」だ。というのも鳴門の優勝戦は最近2節連続で4号艇が勝利中。前々節は渡邉和将が4コースまくりを決め、前節は片橋幸貴の4コースまくりで3連単4万4550円の高配当決着となっている。
さらにさかのぼると3月25日の一般戦では菅章哉が4コースまくりでインの田村隆信を破って優勝し、3月14日の一般戦では奈須啓太が4コース差しで3連単1万3970円の高配当を出して優勝。鳴門優勝戦は最近6戦で実に4回も4コースが勝っている。
今節は優勝戦4号艇に山川美由紀【冒頭の写真】が座ることになった。開幕4連勝を飾るなど予選を1・1・1・1・4・3・1着でトップ通過した山川だが、準優でまさかのイン戦2着に敗れる波乱。ポールポジションを取り逃がす痛手となった。
とはいえ山川といえばカドからの速攻が真骨頂。4号艇は決して悲観する枠ではないだろう。山川の4コース最近10走は5・4・2・1・2・1・6・6・1・3着で3勝をマークしており、前々節のびわこヴィーナスシリーズで4コースまくりを2本、今節も2日目に4コースまくり差しを決めている。パワークイーンが勝負どころで底力を見せても不思議ではないだろう。
ちなみに山川はこれが通算367回目の優出。日高逸子と並んで女子歴代最多タイとなっている。
迎え撃つ絶好枠は寺田千恵【写真上】だ。昨年2月の三国オールレディース以来、約1年3カ月ぶりに優勝戦1号艇を手にした。今年はここまで12節走って2優出0Vとやや精彩を欠いていたが、今年初Vのビッグチャンスが到来。昨年11月の蒲郡G2レディースチャレンジカップ以来となる優勝を目指す。