レースリポート
永井聖美らレディースチャンピオン勝負駆け組に注目 鳴門ヴィーナス
2021.05.24
鳴門ヴィーナスシリーズ(5月24日~29日開催)が開幕した。初日メーンカードの12Rドリーム戦は、3号艇の山川美由紀(香川)が3コースから差し切って3連単2万3690円の高配当決着に。山川は前半3Rもイン逃げで勝っており初日2連勝となった。また西村美智子(香川)も1Rでイン逃げ、11Rで5コースまくり差しを決めて初日2連勝。香川支部勢2人が好スタートを切っている。
さて今節の鳴門ヴィーナスシリーズだが、大きな注目点のひとつがレディースチャンピオン出場権への勝負駆けだ。選考締切の5月31日まで残すところあと7日。いよいよラスト1週間の勝負となってきた。
現時点での出場ボーダーラインは選考勝率5.44あたり。今節出場メンバーのなかでは5.47の永井聖美(東京)【冒頭の写真・左側】、5.47の原田佑実(大阪)【写真下】、5.42の角ひとみ(広島)が勝負駆けの真っただ中にいる。
永井は5大会ぶり15回目のレディースチャンピオン出場を目指す戦い。産休などがあって長い間大舞台から遠ざかっているが、久々に女王戦線への返り咲きを果たせるチャンスがきた。
原田は9大会連続9回目のレディースチャンピオン出場へ勝負駆け。2013年の初出場から8年連続で守ってきた出場権をここで明けわたすわけにはいかないだろう。
角は6大会連続31回のレディースチャンピオン出場歴。出場31回は渡辺千草(出場32回)と山川美由紀(出場32回)に次ぐ歴代3位の数字だ。ちなみに浜名湖レディースチャンピオン選考期間内の出走回数325は女子全選手のなかでトップの数字。誰よりも走ってきた角が切符をつかむのか。