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びわこヴィーナス 優勝戦は4号艇・山下友貴と5号艇・竹井奈美のスタートがカギ

2021.05.03

 びわこヴィーナスシリーズ(4月29日~5月4日開催)は5日目が終了。優勝戦のメンバーが決まった。

<びわこ 最終日 12R 優勝戦>
1号艇 遠藤 エミ(滋賀) 今年1コース1着率77%
2号艇 山川美由紀(香川) 今年2コース1着率15%
3号艇 松本 晶恵(群馬) 今年3コース1着率15%
4号艇 山下 友貴(静岡) 今年4コース1着率13%
5号艇 竹井 奈美(福岡) 今年5コース1着率21%
6号艇 廣中智紗衣(東京) 今年6コース1着率0%
 ※()内は支部

 絶好枠は地元の遠藤エミ。ここまで2・2・1・1・3・1・1・1・1・1着のオール3連対で、3日目後半から5連勝と圧倒的な強さを見せてきた。前節の多摩川ヴィーナスシリーズに続く2節連続Vへ死角なしか。1月のびわこ男女ダブル戦で優勝戦1号艇で2着に敗れて3連単12万7620円の超大穴を献上したばかりだけに、ここは雪辱の地元Vへ気合も高まっているだろう。

 展開のカギを握るのは4号艇の山下友貴【冒頭の写真】か。今節は鋭いスタートが目立っており、今節平均STコンマ12は堂々トップの数字。特に3日目以降の5走はコンマ05、13、01、13、07で平均STコンマ08と鋭さが増している。2連対率4位タイの注目モーター47号機を好パワーに仕上げ、昨年9月の蒲郡オールレディース以来となる久々の優出を果たした山下が、4カドから好スタートを決めて展開を作る存在となるのか。

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 5号艇の竹井奈美【写真すぐ上】も侮れない。こちらもスタート勘をつかんでおり、2日目後半からトップスタート6連発中という驚異的な踏み込み。優勝戦でもどんなスタートを決めてくるのか目が離せない。竹井は今年5コースですでに3勝をマークするなどアウトからでも攻撃力十分。近況3節連続優出中と好調な竹井が黄色いカポックで魅せるのか。

 ちなみに1月のびわこ男女ダブル戦の優勝戦は、4カドの塩崎桐加がゼロ台スタートからまくってインの遠藤エミを沈め、6コースの香川素子がまくり差しで展開を突いて3連単6-1-3という大波乱決着だった。やはり遠藤の鉄壁のイン戦を破るにはスタートで攻める選手の存在が不可欠。山下と竹井がどこまで攻められるかが焦点になってきそうだ。

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