
レースリポート

「花まつり」の日に生まれたヴィーナスのひとり福山恵里奈
2021.04.08
きょう4月8日はお釈迦さまの誕生を祝う「花まつり」の日だ。
およそ2500年前、ネパールの地に生まれたのが「ゴータマ・シッダールタ」。「釈迦」「釈尊」である。
花園で生誕した、とのいい伝えから「花まつり」とされている。
右手で天を、左手で地を指差し「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」と宣言したというのは広く知られているが、仏説にある「人は誰もが、かけがえのない命を生きている」という精神は現代にも生きる価値でもある。
そんな4月8日が誕生日のボートレーサーは6名いる。
鈴木唯由(1962年生まれ)
坂本徳克(1970年生まれ)
今出普二(1976年生まれ)
清水さくら(1996年生まれ)
福山恵里奈(1996年生まれ)
江藤敦宏(1999年生まれ)である。

女子レーサーのふたりのうち、清水さくら(117期・愛知支部)【写真すぐ上】はきょう初日の浜名湖を走っている。3連対率50%強の超抜モーター14号機を相方としており期待が膨らむ。ちなみに、浜名湖は今節でモーターは使い納めだ。

一方、福山恵里奈(126期・山口支部)【冒頭とすぐ上の写真】は4月12日(月)からの三国一般戦に出場予定だ。
デビューは2020年5月だったが、当初「強気なレースができる選手になりたい」と語った通り、時にゼロ台スタートを繰り出すタイプのレーサーである。
ただ、スタートにはバラツキがあり安定感を課題としながら2年目に入っていくヴィーナスだ。
フライング休みを残してはいるが、現状を打破するためにも大切な三国の戦いである。
きょう一日、「レーサーは誰もが、かけがえのないレースを生きている」と思いながら予想し観戦するのもいいだろう。