レースリポート
ヴィーナスシリーズ創設100戦目は平高奈菜が4カドまくりで制す 福岡
2021.04.06
福岡ヴィーナスシリーズ(4月1日~6日開催)は最終日が終了した。優勝戦は4号艇の平高奈菜(香川)【写真2枚とも】が快勝。4カドから鋭い伸び足を見せて豪快にまくり切った。人気を背負った1号艇の大山千広(福岡)はイン戦6着に敗れ、3連単4-2-5で2万9390円の高配当決着となっている。
勝った平高は1月の下関オールレディースに続く今年2回目の優勝で通算25V。福岡では初優勝となり、V歴のあるレース場は17場に増えている。
今節の平高は2・4・3・1・1・1・3・1・2・1着。急きょの追加あっせんで参戦し、2連対率1位の好モーター28号機をゲットすると、シリーズ序盤から展示1番時計を連発して軽快な舟足を披露。予選を5位で通過し、準優は2コースから2着にまとめて優出切符を手にした。そして優勝戦でも展示1番時計をマークし、そのパワーを見せつけるように4カドからまくり一撃。ヴィーナスシリーズ創設100戦目のメモリアルウィナーとなった。
【2021年女子賞金ランキング】(4月6日、20時現在)
1位 小野 生奈 13,022,000円 (福岡優勝戦2着)
2位 平高 奈菜 12,461,000円 (福岡優勝戦1着)
3位 遠藤 エミ 12,221,000円
4位 竹井 奈美 11,450,000円 (福岡優勝戦3着)
5位 守屋 美穂 9,336,000円
6位 田口 節子 9,032,000円
7位 鎌倉 涼 8,762,000円
8位 三浦 永理 8,536,000円
9位 細川 裕子 8,508,000円
10位 西村美智子 8,500,000円
11位 出口舞有子 8,476,000円 (福岡優勝戦5着)
12位 寺田 千恵 8,461,000円 (福岡優勝戦4着)
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
13位 大瀧明日香 8,451,000円
14位 平山 智加 8,200,000円
15位 浜田亜理沙 7,640,000円
16位 渡邉 優美 7,561,000円
17位 海野ゆかり 7,394,000円
18位 中村 桃佳 7,138,000円
19位 岩崎 芳美 7,124,000円
20位 宇野 弥生 7,095,000円
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24位 大山 千広 6,739,000円 (福岡優勝戦6着)
平高は優勝賞金84万円を獲得し、今年の女子賞金ランキングは前日3位から2位に浮上。年末にクイーンズクライマックスの舞台となる福岡で当地初Vを飾り、ティアラ防衛に向けて弾みをつける一節となった。次節は中0日で浜名湖オールレディース(4月8日~13日開催)に転戦。昨年末にティアラ戴冠を果たした地へ約4カ月ぶりに舞い戻る。
大山は優勝戦6着で賞金29万円の上積みにとどまる無念の結果に。女子賞金ランキングは前日25位から24位へ1つだけしか上がらなかった。5月31日から30日間のF休みも控えていることを考えると、ベスト12入りは決して簡単ではない。ここからいかに巻き返すのか注目だ。