レースリポート
ヴィーナスシリーズ通算100戦目を制すのは誰だ!? 大山千広が序盤3連勝
2021.04.03
福岡ヴィーナスシリーズ(4月1日~6日開催)は2日目を終えた。12Rの「ドリームレース」は3号艇の寺田千恵(岡山)【写真下】が3コースまくり一撃。2着には4号艇の竹井奈美(福岡)、3着には6号艇の日高逸子(福岡)が入った。1号艇の遠藤エミ(滋賀)がイン戦5着に敗れる波乱となり、3連単3万5720円の高配当決着となっている。
さて今回はちょっとヴィーナスシリーズの歴史をひもといてみよう。というのもヴィーナスシリーズは2014年度に創設されてから8年目に入り、今節でちょうど通算100戦目を迎えている(特別ヴィーナスシリーズを含む。開催中止となった2018年鳴門を除く)。
これまで99戦で優勝経験者は39人。優勝回数1位は平山智加で11回だ。平山はヴィーナスシリーズ出場24節で18優出11Vをマーク。優出率75%、優勝率46%という驚異的な強さを見せている。優勝回数2位は遠藤エミで8回、3位は小野生奈で7回、4位は長嶋万記で6回。この上位4人で合計32Vとなっており、全99戦の約3分の1を占めている。
優出回数は小野生奈が27回で1位。松本晶恵と遠藤エミが26回で2位タイとなっており、この3人が熾烈な最多優出争いを続けている。
また特筆すべきは大山千広【冒頭の写真】が優出14回で13位に入っていることだ。大山はヴィーナスシリーズ創設から約1年後の2015年5月にデビュー。2018年6月~2020年7月にかけての約2年間でヴィーナスシリーズ出場13節連続優出(うち優勝5回)をマークしている。今年3月の児島大会でFを切って賞典除外となったが、ヴィーナスシリーズで優出を逃したのはこれが実に14節ぶりのことだった。
大山は今節の福岡ヴィーナスシリーズでも1・1・1着と無傷の開幕3連勝を飾って予選首位に立つ活躍ぶり。ヴィーナスシリーズ15回目の優出に向けて突き進んでいる。