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平和島 清水沙樹が5コースまくり一撃! 2節連続Vで女子賞金22位に浮上

2025.04.18

 ボートレース平和島でのヴィーナスシリーズ第2戦(4月13日~18日開催)が終了した。18日の優勝戦は5号艇の清水沙樹(千葉出身・東京支部38歳)【写真2枚】が快勝。清水はチルトを1.5度に跳ね、追い風4メートルのなか、5コースからコンマ06のトップスタートを決めて伸び足鋭く豪快にまくり切った。2着に1号艇の清埜翔子(埼玉出身・埼玉支部)、3着に6号艇の関野文(大阪出身・大阪支部)が入り、3連単5-1-6で4690円の18番人気となっている。

 勝った清水は前節の江戸川男女ダブル戦(3コースまくり)に続く2節連続Vで通算9回目の優勝。平和島では優出6回目で待望の当地初Vとなった。なお清水は江戸川で3回、多摩川で1回の優勝歴があり、これが計5回目の"地元V"となっている。「東京3場を優勝できてウレシイ。初心に戻って私らしく伸びを意識して、まくれるようなレースを今後もしていきたいです。応援してみてください」と勝ち上がりのピットで語った。

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 この快進撃の裏には日頃の努力があっただろうことが数字からうかがえる。清水は前々節の平和島戦では体重が50.1~50.7キロだったが、前節の江戸川戦では47.4~48.8キロまで減量し、今節は46.0~46.5キロとさらに減量して重量調整ベストを着用。清水が47キロ未満で出走したのは2020年6月の津戦以来で実に約4年10カ月ぶりだった。この減量が伸び足に少なからず影響したことは間違いないだろう。

 清水はこの優勝で賞金99万円を獲得。今年の女子賞金ランキングは前日31位から22位まで浮上した。清水はまだクイーンズクライマックス出場歴はなく、レディースチャレンジカップ出場歴もなし。今年はここまで7節走って3優出2Vと好調な走りを見せており、賞金女王戦線に加わってきそうな気配十分だ。

 清水はこれで今期の出走予定をすべて終了。今期勝率は6.06となり、A2級昇格が確実となった。次節は5月1日からのびわこオールレディースに出場。3節連続Vをめざすことになる。そして次々節は5月13日からの常滑G2レディースオールスターに参戦。いまの勢いなら女子ビッグレース初タイトルも夢ではなさそうだ。

【2025年女子賞金ランキング】(18日、18時)
1位 平高 奈菜 26,563,065円
2位 守屋 美穂 15,166,532円
3位 川野 芽唯 13,828,000円
4位 遠藤 エミ 13,745,332円
5位 三浦 永理 12,504,546円
6位 浜田亜理沙 12,426,000円
7位 渡邉 優美 12,021,000円
8位 海野ゆかり 11,810,000円
9位 川井  萌 11,752,089円
10位 實森 美祐 11,189,066円
11位 寺田 千恵 10,657,000円(平和島優勝戦6着)
12位 長嶋 万記 10,598,813円
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
13位 岩崎 芳美 10,502,000円
14位 宇野 弥生 10,148,066円
15位 清埜 翔子 9,995,000円(平和島優勝戦2着)
16位 勝浦 真帆 9,821,066円
17位 山川美由紀 9,712,733円
18位 田口 節子 9,663,000円
19位 山口真喜子 9,636,000円
20位 高田ひかる 9,374,023円
―――レディースチャレンジカップ出場ボーダー――
21位 今井 裕梨 9,081,066円(平和島優勝戦5着)
22位 清水 沙樹 8,998,000円(平和島優勝戦1着)
23位 土屋 千明 8,961,000円
24位 関野  文 8,892,000円(平和島優勝戦3着)
25位 向井 美鈴 8,781,000円

45位 廣中智紗衣 6,888,000円(平和島優勝戦4着)

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