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平和島優勝戦は岡山支部の寺田千恵がヴィーナス史上初の同一支部4連覇狙う

2025.04.17

 ボートレース平和島でのヴィーナスシリーズ第2戦(4月13日~18日開催)は17日、準優の5日目が終了。18日に行われる優勝戦のメンバーが決まった。

<平和島 最終日 12R 優勝戦>
1枠 清埜 翔子(埼玉・埼玉)優出24回目4V
2枠 廣中智紗衣(愛知・東京)優出59回目8V
3枠 今井 裕梨(群馬・群馬)優出35回目5V
4枠 寺田 千恵(福岡・岡山)優出356回目75V
5枠 清水 沙樹(千葉・東京)優出35回目8V
6枠 関野  文(大阪・大阪)優出19回目0V
※()内は出身・支部の順

 優勝戦で注目したいのは4号艇の寺田千恵(福岡出身・岡山支部56歳)【冒頭の写真】だ。ヴィーナスシリーズは現在、岡山支部が3連覇中。宮島で勝浦真帆、唐津で若狭奈美子、桐生で守屋美穂が優勝している。ヴィーナスシリーズは2014年度に創設されて今節で通算197節目(※特別ヴィーナスシリーズを含む)になるが、同一支部の4連覇はまだ一度もない。寺田が勝てば新記録の誕生だ。

【2025年ヴィーナスシリーズ優勝者】
1/22 児島  實森 美祐(広島・広島)
2/9 江戸川 今井 裕梨(群馬・群馬)
2/15 下関  宇野 弥生(埼玉・愛知)
3/3 若松  渡邉 優美(福岡・福岡)
3/17 宮島  勝浦 真帆(岡山・岡山)
3/30 唐津  若狭奈美子(岡山・岡山)
4/6 桐生  守屋 美穂(岡山・岡山)
※()内は出身・支部の順

 寺田は今節ここまで3・1・4・3・1・4・2・2・2着。手にしたモーター59号機は2連対率23.6%で、今節使用46基のなかで46位のワースト機だったが、初日にピストンリング2本、キャブレター、電気一式を交換し、5日目にもピストンリング2本を交換するなど懸命の立て直しを図り、優勝戦まで勝ち上がってくるさすがの底力を見せてきた。

 寺田はもし優勝となれば通算76Vで、女子歴代2位の日高逸子に並ぶ。今節開幕2日前の4月11日が誕生日だった寺田が、優勝でバースデイに花を添えるのか。

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 迎え撃つ1号艇は清埜翔子(埼玉出身・埼玉支部33歳)【写真上】。1・5・1・1・1・1・3・3・1着と節間6勝をマークする活躍でポールポジションを手にした。清埜は今期1コースで25戦20勝の1着率80%という好成績。今節2回あった1号艇ではいずれも1コースからきっちり逃げ切っている。優勝戦でも盤石の逃走を見せるのか。昨年7月の戸田ヴィーナスシリーズ以来となる通算5回目の優勝を狙う。

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