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オールレディース 向井美鈴が激戦制して常滑初V 女子賞金21位に急上昇

2025.04.12

 ボートレース常滑の「オールレディース競走 レディース笹川杯」(4月7日~12日開催)が終了。12日の優勝戦は大激戦となった。4号艇の五反田忍(大阪出身・大阪支部)が4コースからまくって先頭に立ったが、プラス01のフライングにより戦線離脱。これで1コースから残して2番手につけていた1号艇の向井美鈴(山口出身・山口支部45歳)【写真2枚】が先頭となり、猛追してくる5号艇の勝浦真帆(岡山出身・岡山支部)を際どく振り切ってVゴールを駆け抜けた。3着には2号艇の海野ゆかり(広島出身・広島支部)が入り、3連単1-5-2で980円の4番人気。なお、4絡みの舟券は全て返還。

 勝った向井は2019年7月の蒲郡男女ダブル戦以来となる優勝で通算10V。常滑では初Vとなっている。勝ち上がりのピットで向井は「うれしいです。あー、やっぱり五反田さん来たか、と思いました。展開もなんとなく良かったし、うまく対処できたと思います。道中は緊張しすぎて全然ターンになってなかったです(苦笑)。これからも一生懸命走りますので、よろしくお願いします」と語った。

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 向井はこの優勝で1着賞金125万円を獲得。今年の女子賞金ランキングは前日33位から一気に21位まで急上昇した。向井は昨年、一昨年とここ2年続けて年間女子賞金ランキングが22位。昨年は5年ぶりにG2レディースチャレンジカップ出場を果たした(※一昨年は予備1位で出場ならず)。今年も20位前後まで浮上してきたことで、レディースチャレンジカップ出場権争いのカギを握る存在になってきそうな気配。今後の活躍次第では2012年以来となる13年ぶり2回目のクイーンズクライマックス出場も射程圏に入ってきそうだ。

 向井は次節が4月23日からの芦屋一般戦、次々節が5月19日からの徳山一般戦に出場予定。勢いに乗ってきた向井がどんな走りを見せるのか目が離せない。

 さて常滑オールレディースは終了したが、当地では来月に大一番が待っている。5月13日からの「G2第10回レディースオールスター」だ。そこで、今節の結果をふまえて常滑レディースオールスターで注目機となりそうなモーターを挙げておきたい。

●61号機・・・三浦永理が予選トップ通過。準優Fで優勝こそ逃したが、節間11走すべて展示1番時計という別格の快速パワーで他を圧倒した。
●29号機・・・向井美鈴が約5年9カ月ぶりの優勝。3月の周年記念では井口佳典が乗って優出するなど近況リズムを上げている。
●41号機・・・安達美帆が約2年9カ月ぶりの優出。節間6本の3連対をマークするなど好パワーが光った。
●15号機・・・松瀬弘美が常滑初優出。これまで14節使用されてまくり差しでの1着が6本を数えるなど引き波を越える力が充実。
●20号機・・・五反田忍が約2年5カ月ぶりの優出。2連対率28.5%の低勝率機だが今後の動きに注目しておきたい。

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