
レースリポート

蒲郡男女混合戦は守屋美穂が主役! 鎌倉涼と大豆生田蒼はA1級勝負
2025.04.11
ボートレース蒲郡(ナイター)の「名古屋グランパスCUP」が11日、5日間開催(準優3個レース制)の幕を開ける。10日の前検日には、モーターとボートの抽選及びスタート特訓が実施された。
今節は男女混合による一般戦。女子レーサーの層が厚く、守屋美穂と鎌倉涼がドリーム戦に選出された。ドリームメンバーで行われた1班のスタート特訓では、守屋美穂(岡山出身・岡山支部36歳)【冒頭の写真】の行き足が良さそうに映った。守屋は「班での比較は分からないですけれど、湿気のせいか少し乗りづらかったです」と課題を口にした。直近は尼崎オールレディース、桐生ヴィーナスシリーズで連続優勝。そこで得たものも大きかった。「その時のプロペラを勉強中なので煮詰められれば…」と今節の見通しを話した。初日は8R3枠と12R1枠が出番だ。

一方、今期の鎌倉涼(大阪出身・大阪支部35歳)【写真上】はここまで90走して勝率6.32。現時点でのA1ボーダーは超えているが、落とす訳にはいかない。手にしたモーターは直前節に飯島昌弘が優勝した21号機だが、前検の表情はもうひとつだった。「そのまま乗って、行き足が鈍くてスタートがしづらかったです。ドリーム班では守屋さんが一番良さそうでした。プロペラを見てみます」と期待外れの様子。それでも、この21号機は2連対率こそ31.0%だが、昨秋からはずっと水準以上に動いているだけに、調整がゾーンに入るかどうかがポイントだ。初日の鎌倉は4R2枠と12R5枠で登場する。

優秀機の1つをゲットしたのが大豆生田蒼(栃木出身・埼玉支部30歳)【写真上】。「試運転をせずに特訓へ行ったので足は分かりませんでした」と話したが、「それでも、起こしの感じはスムーズだったかな」と好モーターの片りんを口にした。今期はここまで82走して勝率6.09。今節と次節(鳴門ヴィーナスシリーズ)でA1返り咲きを狙っている。初日はオール女子レーサーで行われる8R1枠が出番だ。この8Rは守屋が3枠にいる。
地元の中野仁照は昨年9月の当地ルーキーシリーズでデビュー初V。勢いそのままにA1にも昇格したが、今期は95走して勝率6.08と勝負駆けだ。「あの時と同じモーター(24号機2連対率44.3%)を引きましたが、前検は普通でした。ただ、本体はしっかりしていると思うのでプロペラを合わせたい。最近の調子は当たっているとは言えないけれど、G1で勉強もさせていただいたので…(3月常滑周年2・6・3・1・6・5・5・6・6着)」と経験値を高めての参戦。初日は5R2枠と12R6枠からガッツあふれる走りに注目だ。
<蒲郡 初日 12R ドリーム戦>
1枠 守屋 美穂(岡山・岡山)
2枠 佐々木康幸(静岡・静岡)
3枠 金子 拓矢(栃木・群馬)
4枠 市橋 卓士(徳島・徳島)
5枠 鎌倉 涼(大阪・大阪)
6枠 中野 仁照(愛知・愛知)
※()内は出身・支部の順