
レースリポート

唐津ヴィーナスSで渡邉優美が痛恨F 平山智加が逆転で約11カ月ぶり予選1位
2025.03.28
ボートレース唐津(モーニング)の「ヴィーナスシリーズ第24戦 ゾンビランドサガR杯」(3月25日~30日開催)は28日、4日目が終わって予選ラウンドが終了した。予選首位を快走していた渡邉優美が4日目12Rで、赤井睦とともにフライングを切って賞典除外となる大波乱。V争いは一気に混戦ムードとなってきた。
29日に行われる準優勝戦の組み合わせは以下のとおり。
<唐津 5日目 10R 準優勝戦>
1枠 西村 歩(大阪・大阪)通算22優出0V
2枠 今井 美亜(富山・福井)通算57優出8V
3枠 海野ゆかり(広島・広島)通算289優出65V
4枠 勝浦 真帆(岡山・岡山)通算14優出3V
5枠 山下 夏鈴(三重・三重)通算3優出2V
6枠 山口真喜子(長崎・長崎)通算6優出0V
※()内は出身・支部の順
準優10Rの注目は4号艇の勝浦真帆(岡山出身・岡山支部29歳)【写真下】だ。今期4コースは20戦7勝で1着率35%の好成績。まくりで3勝、差しで2勝、まくり差しで1勝、恵まれで1勝と多彩な技で白星を量産している。準優でも青いカポックで見せ場をつくるのか。
勝浦は今節ここまで1・6・1・6・4・1・1着。シリーズ序盤こそ6着大敗を2回喫するなど苦戦気味だったが、4日目に連勝を飾るなどリズムアップして予選10位まで巻き返してきた。前節の宮島ヴィーナスシリーズに続く2節連続Vに向け、まずは優出切符の確保をめざす。

<唐津 5日目 11R 準優勝戦>
1枠 若狭奈美子(岡山・岡山)通算17優出1V
2枠 寺田 千恵(福岡・岡山)通算355優出75V
3枠 中川 りな(福岡・福岡)通算21優出2V
4枠 中谷 朋子(兵庫・兵庫)通算148優出27V
5枠 小池 礼乃(福岡・福岡)通算11優出0V
6枠 野田なづき(佐賀・佐賀)通算1優出0V
準優11Rは内枠に岡山支部が並んだ。若狭奈美子は1・1・3・2・3・1・3着のオール3連対で予選2位に入る活躍。前節の宮島ヴィーナスシリーズ(予選3位)に続く2節連続の準優1号艇となった。宮島では準優で1コースからコンマ29と痛恨の立ち遅れを喫して5着に沈んだだけに、今節はその雪辱を果たしたいところだ。
寺田千恵は今節ここまで3・5・3・1・1・3・1着。2日目終了時点では予選22位と苦しい状況だったが、3日目以降は4戦3勝と見事に挽回(ばんかい)して予選5位まで上がってきた。寺田は今期2コースで17戦6勝の1着率35%とさすがの成績。準優でも2コース巧者の力を見せつけるか。
<唐津 5日目 12R 準優勝戦>
1枠 平山 智加(香川・香川)通算164優出42V
2枠 浜田亜理沙(広島・埼玉)通算70優出11V
3枠 大瀧明日香(静岡・愛知)通算144優出10V
4枠 小芦るり華(佐賀・佐賀)通算16優出1V
5枠 土屋実沙希(静岡・静岡)通算23優出2V
6枠 原 加央理(埼玉・埼玉)通算8優出1V
準優12RはG1タイトルホルダーが内枠で激突だ。平山智加(香川出身・香川支部39歳)【冒頭の写真】は3・3・2・1・1・2・1着のオール3連対で逆転の予選トップ通過。平山の予選1位は昨年4月の福岡ヴィーナスシリーズ以来で約11カ月ぶりと意外にも久しぶりだ。平山は今期1コースで18戦15勝の1着率83%という鉄壁ぶり。あとは準優・優勝戦を1コースから勝ち切って優勝へ突き進むのみだ。
2号艇の浜田は今期2コースで23走して1着6本(1着率26%)、2着8本(2連対率61%)を記録。高い2連対率をマークしている。しかしやや気になるのは準優での成績で、浜田は最近1年間で準優2号艇が7回あるが、3・2・5・3・1・4・3着となっており、2着以内に入って優出切符を獲得したケースは2回と意外に少ない。相性いまひとつの準優2号艇を克服して優勝戦進出を果たしたい。