唐津でデビュー初Vを飾った赤井睦と山下夏鈴に注目　ヴィーナスシリーズ

　ボートレース唐津（モーニング）の「ヴィーナスシリーズ第24戦 ゾンビランドサガR杯」（3月25日～30日開催）が開幕した。初日メインカードの12Rドリームは、1号艇の浜田亜理沙（広島出身・埼玉支部）が快勝。1コースからトップスタートで逃げ切った。2着に2号艇の渡邉優美（福岡出身・福岡支部）、3着に4号艇の平山智加（香川出身・香川支部）が入り、3連単1-2-4で620円の2番人気となっている。

　さて開幕初日を終えた唐津だが、今節注目しておきたいのは"唐津V経験組"だ。出場メンバーのなかで唐津優勝歴があるのは5人。海野ゆかり（唐津5優出2V）、中谷朋子（唐津7優出2V）、渡邉優美（唐津3優出1V）、赤井睦（唐津1優出1V）、山下夏鈴（唐津1優出1V）という顔ぶれになっている。

　なかでも楽しみなのは赤井睦（岡山出身・徳島支部35歳）【冒頭の写真】と山下夏鈴（三重出身・三重支部27歳）【写真下】だ。

　赤井睦は昨年2月の唐津ヴィーナスシリーズで優勝。1･2･1･2･3･1･2･1･1･1着のオール3連対で頂点に立ち、悲願のデビュー初Vを飾った。今節は当地一般戦2節を挟んではいるが、ヴィーナスシリーズの大会2連覇がかかっていることになる。

　初日の赤井は2Rで1コース逃げを決めるなど1･4着とまずまずの滑り出し。2日目は6R6号艇と10R3号艇で登場する。赤井が今節手にしたモーター45号機は2連対率45位の低勝率機だが、前節の一般戦で岡村慶太が乗って優勝しており、今節もどんな舟足を見せるのか目が離せない。

　ちなみに赤井は2012年デビューの111期生。近況は111期の活躍が光っており、3月20日のG1平和島周年では木村仁紀が記念初優出、3月24日のG2徳山MB大賞では堀本和也が特別競走初Vと話題を生み出している。赤井がこの流れに続くような活躍を見せるのか。

　山下夏鈴は2023年5月の唐津オールレディースで優勝。持ち味の伸び型仕上げで優出を果たし、優勝戦では5コースまくりを決める圧巻の走りでデビュー初Vを飾っている。

　初日の山下は10Rで1コース逃げを決めるなど3･1着と上々のスタート。2日目は9R6号艇の1回走りで登場する。初優勝を飾った節では2日目に6コースまくり、3日目に5コースまくり差し、最終日優勝戦で5コースまくりとアウトから好走を連発していた。2日目の9R6号艇は今節を占う試金石となりそうだ。