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宮島ヴィーナス 初A1近い勝浦真帆が2コース差しで通算3回目の優勝

2025.03.17

 ボートレース宮島のヴィーナスシリーズ第23戦(3月12日~17日開催)が終了した。17日の12R優勝戦は、11Rまでの向かい風から変わり、追い風4メートルのなか安定板使用で行われ、2号艇の勝浦真帆(岡山出身・岡山支部29歳)【冒頭の写真】が2コースから差しを決めて快勝。2着に3号艇の魚谷香織(山口出身・福岡支部)、3着に1号艇の大瀧明日香(静岡出身・愛知支部45歳)【写真下】が入り、3連単2-3-1で6260円の22番人気となっている。

 勝った勝浦は通算3回目の優勝。昨年10月の蒲郡ヴィーナスシリーズと昨年12月の蒲郡クイーンズクライマックスシリーズ戦に続く栄冠を手にした。

 今節の勝浦は2・1・2・1・3・2・3・4・1・1着。手にしたモーター77号機は2連対率37位タイの平凡機だったが、初日2・1着と上々の滑り出しを見せると、2日目ドリーム戦では5コースから1着を奪って3連単3万円台の高配当を提供。予選はオール3連対で2位通過となった。そして準優は1号艇で逃げを決め、優勝戦は2号艇で差しハンドル一閃(いっせん)。この活躍で今期勝率は今節開始前の6.31から6.47まで大幅アップし、A1級初昇格へまた一歩前進している。

 勝浦は表彰セレモニーで「すごくうれしい。風向きが変わったので、絶対入っている景色で、思い切ってスタートを行きました。足は安定板が付いてもしっかり合わせられたので、乗りやすかったです。ターンマークを回るだけだと思っていました。もっともっと優勝を積み重ねられるように頑張ります」と笑顔で語った。

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 さて宮島ヴィーナスシリーズは幕を閉じたが、当地では来月に大一番を控えている。4月3日からのG1宮島チャンピオンカップだ。そこで今節の結果をふまえて、宮島周年で注目機となりそうなモーターを挙げておきたい。

●72号機・・・前節は村岡賢人、今節は大瀧明日香が乗って2節連続で優勝戦1号艇に乗る活躍。
●70号機・・・魚谷香織が優出2着。節間10走で展示1番時計9本と快速パワーが光った。
●67号機・・・今井美亜がまくり2本を含む節間4勝をマークして優出4着に入る好走。
●26号機・・・松瀬弘美が4日目までオール3連対で予選4位に入る快走を演じた。
●37号機・・・野田部宏子が5コースまくりを2本決めるなど好パワーで予選5位通過。

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