
レースリポート

“2月巧者”の宇野弥生が下関ヴィーナスV 節間トップタイムは高憧四季が記録
2025.02.16
ボートレース下関(ナイター)の「ヴィーナスシリーズ 北九州下関フェニックス杯」(2月10日~15日開催)が終了した。優勝戦は1号艇の宇野弥生(埼玉出身・愛知支部38歳)【冒頭の写真】が1コースから逃げ切って快勝。2着に2号艇の守屋美穂(岡山出身・岡山支部)、3着に6号艇の孫崎百世(北海道出身・滋賀支部)が入り、3連単1-2-6で3520円の11番人気決着となった。
勝った宇野は昨年9月の児島オールレディース以来となる約5カ月ぶりの優勝で通算23V。下関では2022年オールレディースに続く当地2回目の優勝となっている。
今年も"2月巧者"がその力を見せつけた。宇野は通算23Vのうち実に6V(26%)が2月で、これはもちろん宇野にとって月別で最も多い数字(※2番目に多いのは6月と7月で3V)。2011年2月に戸田オール女子戦でデビュー初Vを飾ったのを皮切りに、2012年2月に福岡女子リーグ、2019年2月に芦屋男女ダブル戦、2023年2月にびわこヴィーナスシリーズ、2024年2月に戸田ヴィーナスシリーズで優勝。今節の優勝で3年連続の"2月V"となった。
この勢いで迎える次節は2月19日から浜名湖で行われるPG1第1回スピードクイーンメモリアル。悲願の女子ビッグレース初Vに向け、2月巧者がどんな戦いを見せるのか注目だ。

また今節は鳴門第2回スピードクイーンメモリアルの出場権争いも白熱した。今節開始前の下関選考タイム1位は清水愛海の1分47秒4だったが、初日9Rで高憧四季が1分47秒0を出して更新し、2日目9Rでは守屋美穂が1分47秒0の同タイムをマーク。さらに4日目12Rで今井美亜が1分46秒6、5日目6Rで高憧四季が1分46秒5と記録更新が相次いだ。
最終的に高憧四季の1分46秒5が今節トップタイムに。第1回浜名湖大会の出場権は逃した高憧だが、第2回鳴門大会への切符獲得へ大きく前進している。
【鳴門スピードクイーンメモリアル 下関選考ベスト10】
1位 1分46秒5★高憧 四季(2025年2月14日)
2位 1分46秒6★今井 美亜(2025年2月13日)
3位 1分47秒0★守屋 美穂(2025年2月11日)
3位 1分47秒0★高憧 四季(2025年2月10日)
5位 1分47秒3★守屋 美穂(2025年2月10日)
6位 1分47秒4★今井 美亜(2025年2月10日)
6位 1分47秒4 清水 愛海(2024年12月13日)
6位 1分47秒4 清水 愛海(2024年12月8日)
9位 1分47秒5★宇野 弥生(2025年2月14日)
9位 1分47秒5★守屋 美穂(2025年2月14日)
(※★は今節)