江戸川優勝戦は”準完全”の今井裕梨に対し　黒澤めぐみや吉田彩乃が初V狙う

　ボートレース江戸川での「ヴィーナスシリーズ・Yes！銀座高須クリニック杯」（2月4日～9日開催）は8日、準優2個レースの5日目が終了。9日に行われる優勝戦のメンバーが決まった。なお準優12Rで3着の安井瑞紀は不良航法のため賞典除外となり、4着だった平田さやかが繰り上がりで優出となっている。

＜江戸川 最終日 12R 優勝戦＞
1枠 今井　裕梨（群馬・群馬）優出34回目4V
2枠 黒澤めぐみ（神奈川･東京）優出11回目0V
3枠 寺島　美里（福島・東京）優出3回目0V
4枠 吉田　彩乃（静岡・静岡）優出1回目0V
5枠 山口真喜子（長崎・長崎）優出6回目0V
6枠 平田さやか（東京・東京）優出51回目4V
※()内は出身・支部の順

　優勝戦には通算0Vの選手が4人も勝ち上がってきた。

　2号艇の黒澤めぐみ（神奈川出身・東京支部35歳）【冒頭の写真】は準優で2コース抜きの1着を奪って優勝戦に進出。前々節の児島ヴィーナスシリーズに続く今年2回目の優出となった。前期勝率5.55でA2級初昇格を果たすなど成長著しい黒澤が、11回目の優勝戦挑戦で初Vを狙う。

　3号艇の寺島美里は2020年5月の平和島オールレディースと2021年3月の平和島ヴィーナスシリーズに続く通算3回目の優出。約3年11カ月ぶりの優勝戦進出となった。今期3コースで12戦4勝の1着率33％と好調なだけに初Vへチャンス十分だろう。

　4号艇の吉田彩乃（静岡出身・静岡支部24歳）【写真上】は準優で6コースからまくり差し、2マーク先マイして2着に食い込む好走。デビュー初優出を果たした。今節手にしたモーターは1月の江戸川周年で池田浩二が優勝戦1号艇（2着）に乗った36号機。注目モーターで好パワーを見せてきた吉田が初優出初Vへ挑む。

　5号艇の山口真喜子は準優1号艇で無念の3着。それでも2･1･2･3･1･2･3･3･3着のオール3連対という見事な活躍で通算6回目の優出を果たした。優勝戦では吉田と山口の126期コンビで見せ場をつくりたい。

　迎え撃つ1号艇は今井裕梨だ。今節ここまで1･1･2･1･1･1･1･1･1着。9戦8勝の準パーフェクトという圧巻の内容で勝ち上がってきた。優勝戦でも"通算0V組"の前に立ちはだかるのか。昨年5月の鳴門ヴィーナスシリーズ以来となる約9カ月ぶりの優勝を狙う。