
レースリポート

児島優勝戦 伸び特化型プロペラを解禁した高田ひかるに注目
2025.01.22
ボートレース児島の「ヴィーナスシリーズ第19戦 第14回クラリスカップ」はきょう22日が最終日。12Rが優勝戦(下図参照)だ。
シリーズリーダーの實森美祐が優勝候補筆頭だが、地元の守屋美穂と田口節子が内枠に構えており、まったく予断を許さないファイナルとなった。

6人全員が舟足に手応えを感じているが、上積みに成功したのがG1タイトルホルダーの田口節子。
シリーズ初日は「かなり劣勢です。整備や調整をしても変化がありません。モーターが新しい(昨年12月7日初おろし)ため大きな部品交換ができない(規定になっている)ので、ガマンするしかないかと…」と話すほどだった。
それでも2日目には、許されている範囲でキャブレターと電気一式を交換。さらにプロペラ調整を重ねたことで「中の下から中堅くらいになりました。今シリーズの中では一番いいレベルです」と良化に成功している。

そして、もう1人舟足に注目したいレーサーがいる。高田ひかる(三重出身・三重支部30歳)【写真2枚】である。
この半年間、自前の「伸び特化型プロペラ」を封印し前操者のカタチを受け入れながら走ってきたが、今シリーズは「伸び特化型」を解禁。それは予選&準優の展示タイムに明確である。(展示タイム順位は当該レース6人の中の順位)
初日予選 2コース1着(展示タイム1位)
初日予選 4コース4着(展示タイム1位)
2日目予選 5コース6着(展示タイム1位)
2日目予選 1コース1着(展示タイム1位)
3日目予選 6コース3着(展示タイム1位)
4日目予選 1コース1着(展示タイム2位)
4日目予選 3コース2着(展示タイム1位)
5日目一般 5コース3着(展示タイム1位)
5日目準優 2コース2着(展示タイム1位)
「苦手意識がある」と話す児島で、高田が初優出からの初優勝を飾る可能性は決して小さくない。それも、カドが狙える4号艇が巡ってきた。
「プロペラ調整が楽しいです」と笑顔で語る高田ひかるの動向に注目したい。