
レースリポート

波乱多いシリーズ優勝戦 實森美祐と守屋美穂が蒲郡連覇狙う勝浦真帆の強敵
2024.12.31
ボートレース蒲郡(ナイター)の「G3クイーンズクライマックスシリーズ戦(優勝賞金220万円)の方は、準優の5日目が終了。31日の11Rに行われる「シリーズ戦 優勝戦」のメンバーが次のように決まった。
<蒲郡 最終日 11R シリーズ戦 優勝戦>
1枠 勝浦 真帆(岡山・岡山)1コース1着79%
2枠 實森 美祐(広島・広島)2コース1着44%
3枠 守屋 美穂(岡山・岡山)3コース1着44%
4枠 長嶋 万記(静岡・静岡)4コース1着0%
5枠 今井 裕梨(群馬・群馬)5コース1着0%
6枠 刑部亜里紗(静岡・静岡)6コース1着0%
※()内は出身・支部の順
※コース別1着率は最近3カ月:2024/9/30~12/30

予選トップ通過の勝浦真帆(岡山出身・岡山支部29歳)【写真上】が29歳の誕生日だった30日に、準優を1コース逃げで快勝。優勝戦ポールポジションを手にした。10月の蒲郡ヴィーナスシリーズでデビュー初Vを飾ったばかりの勝浦が、当地で再び大暴れする展開に。通算2回目の優勝と蒲郡2節連続Vをめざしてどんな走りを見せるのか注目したい。
ただ一筋縄ではいかないのがシリーズ戦の優勝戦だ。過去12大会で優勝戦1号艇は6勝6敗。1着率50%にとどまっている。
【シリーズ戦 歴代優勝者】
2012年 池田 浩美 1コース逃げ
2013年 山下 友貴★2コース抜き
2014年 中谷 朋子 1コース逃げ
2015年 平山 智加 1コース逃げ
2016年 川野 芽唯 1コース逃げ
2017年 廣中智紗衣★3コースまくり
2018年 塩崎 桐加 4コースまくり
2019年 平田さやか★5コース差し
2020年 海野ゆかり 1コース逃げ
2021年 松尾 夏海 2コース差し
2022年 宇野 弥生★6コース差し
2023年 西橋 奈未 1コース逃げ
(※★は3連単1万円以上)
今年も優勝戦には波乱を起こせるレーサーがそろっている。まずは2号艇の實森美祐(広島出身・広島支部28歳)【冒頭の写真】だ。最近3カ月で2コースは9戦4勝の1着率44%という好成績。4勝いずれも差しでマークしている。今節も4日目3Rで2コース差しを決めたばかり。狙いすました差しハンドルで勝浦の内懐を突いてきそうだ。

3号艇の守屋美穂(岡山出身・岡山支部35歳【写真上】も侮れない。今節ここまで2・1・6・4・3・1・1・1着。序盤はやや苦戦したが、2日目にピストンリング2本の交換を行うと、3日目からは3・1・1・1着と一気にリズムを上げてきた。また3コースは最近3カ月で9戦4勝の1着率44%と好調。赤いカポックで優勝を狙いにいく。