
レースリポート

蒲郡QCトライアル1回戦は遠藤エミと三浦永理が先勝! 2回戦は渡邉優美が好抽選
2024.12.29
ボートレース蒲郡(ナイター)の「PG1クイーンズクライマックス」(優勝賞金1700万円)は28日、真打ちの12人が登場してトライアル1回戦が実施された。開催3日目は西からの向かい風2メートルで始まり、北からの追い風になる時間帯もあったが、終盤のトライアルは北西からの右横風1メートルで行われた。
待ちに待ったトライアルが始まり、1回戦は賞金ランキング1位の遠藤エミと2位の三浦永理が、ともに1枠から白星発進を飾った。トライアル1回戦11Rを逃げ切った三浦永理(静岡出身・静岡支部41歳)【写真下・左】 は「取りあえずホッとしています。大事なイン戦を逃げられて良かったです」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。足については「リングを換えて上積みがありました。ただ、上の人と比べると差を感じたし、もうちょっと自信を持っていけるようにしたいです」と振り返った。4日目のトライアル2回戦は、抽選の結果、11R5枠となり、そこからポイントアップをもくろむ。

トライアル1回戦12Rは1コースの遠藤エミ(滋賀出身・滋賀支部36歳)【冒頭の写真・中央正面】が力強く押し切った。「展示に行った時に『調整を外しているな』と思いました。それでも、それを感じさせないぐらいモーターのパワーがありますね」とニッコリ。「合っていない状態でもいい足。どの足もいいですね」と足には満足げだった。トライアル2回戦12Rは5枠で登場だ。
トライアル2回戦で1枠を抽選により引き当てたのは渡邉優美と細川裕子。渡邉優美(福岡出身・福岡支部32歳)【写真下・中央】は「回転が上がり過ぎで滑っていました。2回戦はしっかり合わせていきます」と調整を合わせられなかったことを反省した。そして、枠番抽選では1枠をゲット。「しっかりスタートに集中して行くだけです」と気持ちが高まっていた。

地元の細川は枠番抽選の用紙を高々と上げた。「1号艇が引けて最高です」と興奮気味に話し、「足は悪い感じはしない。ただ、回転が上がり過ぎだったので、そこを調整して合わせていくだけですね」と語った。スタートについては「難しいけれど、行けるところまで行きたいです」と勝負どころを見据えていた。
トライアル2回戦のメンバーと1走目の着順は次のとおり。
<蒲郡 4日目 11R トライアル> 2回戦
1枠 渡邉 優美 (福岡・福岡) 4着
2枠 海野ゆかり (広島・広島) 6着
3枠 平高 奈菜 (愛媛・香川) 5着
4枠 平山 智加 (香川・香川) 3着
5枠 三浦 永理 (静岡・静岡) 1着
6枠 西橋 奈未 (石川・福井) 2着
※()内は出身・支部の順
<蒲郡 4日目 12R トライアル> 2回戦
1枠 細川 裕子 (愛知・愛知) 3着
2枠 川野 芽唯 (福岡・福岡) 4着
3枠 浜田亜理沙 (広島・埼玉) 2着
4枠 宇野 弥生 (埼玉・愛知) 5着
5枠 遠藤 エミ (滋賀・滋賀) 1着
6枠 藤原 菜希 (大阪・東京) 6着
一方で、シリーズ戦は予選最終日。3日目を終えて得点率トップは7.60の勝浦真帆。2位は7.20の平田さやか、3位タイの7.00には、刑部亜里紗、水野望美、長嶋万記の3人が並んだ。トップの勝浦は「伸びは上位ですが、伸びがいい分、回り足には違和感があります」と課題を挙げる。予選ラストは、2R3枠と7R4枠だ。
ボーダーの18位は5.67の田口節子。「戦える感じにはなってきたけど、それも相手によってという感じですね」と苦しい胸のうち。「勝負駆けなので頑張ります」と気合を入れていた。予選ラスト走は9R1枠だ。