レースリポート
蒲郡QCシリーズ 守屋美穂がドリーム好タイム勝ち! 長嶋万記も整備でアッブ
2024.12.27
ボートレース蒲郡(ナイター)の「G3クイーンズクライマックスシリーズ」が開幕した。初日は北西からの右横風2mでオープニング。9R以降は風向きが一定せず、西や南西からの向かい風になるシーンもあった。初日の決まり手は、逃げが最多の7本。まくりが3本、差しとまくり差しが1本ずつ。配当面では、開幕カードから3連単5万円台の万舟券が出現。6・10Rと合計3本が飛び出した。
初日1Rを4コースからまくり差した小野桜は「展開ですね」と謙遜。「自分の中では重さがあったけど、道中の感じは悪くなかった。それに、周囲の評価がいいので、そちらを信じます」と笑顔で答えた。2日目は4R1枠と11R2枠の2走だ。
6Rを3コースから握って回ってまくったのが中澤宏奈(東京出身・東京支部36歳)【写真上】。「前半があと伸び気味だったのでプロペラを調整しました。手前に寄せてスリットの足が良くなりました」と初戦の4着から反撃を開始した。2日目は9R6枠の1回乗りだ。
10Rを4カドからまくったのが勝浦真帆。「スタートは全速です。前検から変わらず伸びはいいですけど、乗りづらさがあるので、そこをプロペラ調整で修正したいです」と会心の一撃にも、課題を忘れなかった。2日目は2R5枠と6R6枠が出番だ。
初日は勝浦、實森美祐、黒澤めぐみ、そして、ドリーム戦を逃げ切った守屋美穂が2走してともに2着以上の滑り出し。守屋美穂(岡山出身・岡山支部35歳)【冒頭の写真】は「違和感がなかったし、いい感じでいけました。バランスが取れていると思います」と2連対率24.7%とワーストタイの21号機だが、中堅以上に引き出している。ドリームの勝ちタイム1分47秒1はこの日の1番時計で他艇より1秒以上も速かった。2日目は4R6枠と9R4枠、外枠・中枠の2走で真価が問われる。
ドリーム戦で3着だった長嶋万記(静岡出身・静岡支部43歳)【写真上】は、整備をしてパワーアップに成功した。「平田(さやか)さんの方がいいけれど、キャリアボデーを換えて、こっちの方がレース足は良さそう。伸びで上がいるけど、ターン回りはしっかりしています」と好感触を語る。蒲郡は、三国とともに自己ベストの5Vを挙げているドル箱水面。2日目は3R2枠と11R3枠からポイントアップに燃える。