レースリポート
蒲郡QCシリーズ戦 平川香織と勝浦真帆がモーターに好感触!
2024.12.26
年末の大一番「PG1第13回クイーンズクライマックス」(優勝賞金1700万円)が28日から始まるが、これに先駆けて26日から「G3クイーンズクライマックスシリーズ」(優勝賞金220万円)が愛知県蒲郡市のボートレース蒲郡(ナイター)で幕を開ける。
前検日の25日は、モーター及びボートの抽選とスタート特訓が行われた。当地のモーター&ボートは7月16日から使用され、5カ月が経過。合計15節が実施された。2連対率上位12基がクライマックス戦で使用され、シリーズ戦は13位から54位までのモーターで行われる。
シリーズ戦には目玉となる注目機が存在する。その39号機をゲットしたのが平川香織(東京出身・埼玉支部24歳)【冒頭の写真】だ。「何もしていないけど、めっちゃいいです」が第一声。「スリット近辺がすごくいいですし、スタートも出遅れぐらいの仕掛けで行ったのにゼロ台に入っていく。それでいてターン回りもすごくいい。勝手に進んでいく感じです」と寒空の中、声が弾んでいた。「むしろ出過ぎて不安になるくらいですが、このままいきたい。今までで一番いいモーターかも」と抜群の感触を表現した。初日の出番は2R6枠と10R3枠だ。
10月の当地ヴィーナスシリーズでデビュー初Vを飾った勝浦真帆(岡山出身・岡山支部28歳)【写真上】もパートナーの61号機に手応えをつかんでいた。「直線が良さそうですし、回り足も悪くなさそうです。前回優勝した時と同じで、今回も前検の感じとしてはいいですね」と笑みがこぼれた。勝浦の61号機は2連対率こそ30.9%だが、近況の動きが良く隠れた好機としてチェックしておきたいモーターだ。初日はオープニングカードの1R1枠と10R4枠が出番だ。
ドリームメンバーでは、平田さやかが好モーターをゲット。「出ていくことはなかったけど、乗りやすさがあったので、気温とかが変わらなければこのままいこうと思います」と慎重に話したが、ドリーム班のメンバーからは「平田さんが良かった」との声が聞かれた。5枠からレースをつくっていくか。
ドリーム戦1枠は守屋美穂(岡山出身・岡山支部35歳)【写真上は右から守屋、田口節子、寺田千恵】。共同記者会見では「今年は自分の未熟なところが出てしまった。しっかり向き合わないといけないと思ってます」と話した。モーターについては「乗りやすさはありました。(特訓では)1本目は平田さんが良さそうに見えたけど、あとは一緒ぐらいかなと思いました。回転の上がりは良かったと思います」と水準以上はありそうだった。守屋の21号機は、2節前に藤森陸斗が初優勝。出足関係が良く温水パイプが装着されてから上向いているモーターだ。今年の守屋はフライングによるペナルティーのため(獲得賞金は5位だったが)シリーズ戦回りとなったが、全力投球する姿は変わらない。
初日メイン12R、ドリーム戦のメンバーと今年の最新獲得賞金は次のとおり。
<蒲郡 初日 12R ドリーム戦>
1枠 守屋 美穂 (岡山・岡山) 3897万円
2枠 田口 節子 (岡山・岡山) 3257万円
3枠 寺田 千恵 (福岡・岡山) 3264万円
4枠 長嶋 万記 (静岡・静岡) 3090万円
5枠 平田さやか (東京・東京) 2900万円
6枠 日高 逸子 (宮﨑・福岡) 2677万円
※()内は出身・支部の順