長嶋万記が2マーク大激戦制して待望の今年初V!　丸亀オールレディース

　ボートレース丸亀（ナイター）の「オールレディース 篠崎こころCUP」（12月2日～7日開催）が終了。最終日の7日は一日中、向かい風が6～8メートルぐらい吹き、1Rから12Rまで安定板使用の2周戦で行われた。

　優勝戦は全艇ゼロ台スタートの激しい戦いとなった。3号艇の今井裕梨（群馬出身・群馬支部）が3コースからまくって攻めると、2号艇の田口節子（岡山出身・岡山支部）、4号艇の小芦るり華（佐賀出身・佐賀支部）、5号艇の長嶋万記（静岡出身・静岡支部43歳）【写真2枚】が展開を突き、4艇での先頭争いとなる大混戦に。2マークで田口と小芦が競り合って流れ、その間に長嶋が差し抜けて大バトルを制した。3連単は5-4-6の外枠決着となり、3万1390円の75番人気となっている。

　勝った長嶋は昨年11月の三国レディースチャレンジカップ以来となる優勝で通算43V。丸亀では2017年ヴィーナスシリーズに続いて2回目の優勝となっている。長嶋は「信じられない。いや～、ウレシイ。足に自信がなかったので、いい意味で落ち着いていけました」と振り返っていた。

　待ちに待った今年初Vだ。今年の長嶋はなかなかリズムに乗り切れない時期が続き、今節開幕時点では今年5優出0V。昨年16優出7Vの大活躍を演じたばかりだっただけに、今年の不振は目を疑うばかりだった。獲得賞金も思うように伸ばせず、女子賞金ランキング16位でベスト12入りならず。3年ぶりにクイーンズクライマックス出場を逃す無念の2024年シーズンになった。

　そんななかでつかんだ待望の今年初V。来年に向けて弾みをつける優勝となったはずだ。長嶋にとって2025年シーズンは、2月に浜名湖スピードクイーンメモリアル、8月に浜名湖レディースチャンピオンと、地元で2回も女子ビッグレースが開催される特別な一年。ファンの期待が一段と高まっていることは当然感じていることだろう。

　次節は12月26日からの蒲郡クイーンズクライマックスシリーズ戦に出場予定。ここで2節連続Vを飾って2024年を締めくくり、リズムを上げて2025年の大勝負へ船出したい。