レースリポート
平和島優勝戦はデビュー初Vをめざす豊田結、武井莉里佳、高石梨菜に注目
2024.11.29
ボートレース平和島のヴィーナスシリーズ第18戦(11月25日~30日開催)は29日、準優の5日目が終了。30日に行われる優勝戦のメンバーが決まった。
<平和島 最終日 12R 優勝戦>
1枠 香川 素子(大阪・滋賀)優出146回目 27V
2枠 豊田 結(静岡・静岡)優出3回目 0V
3枠 川井 萌(静岡・静岡)優出3回目 1V
4枠 武井莉里佳(兵庫・兵庫)優出3回目 0V
5枠 大豆生田蒼(栃木・埼玉)優出25回目 2V
6枠 高石 梨菜(東京・東京)優出4回目 0V
※()内は出身・支部の順
予選トップ通過だった守屋美穂が準優12Rでまさかの3着となり敗退。予選2位だった香川素子が優勝戦のポールポジションを手にした。香川は今節ここまで3回あった1号艇でいずれも逃げ切っており、優勝戦でも盤石の逃走を見せるのか。昨年12月のびわこ男女ダブル戦以来となる優勝を狙う。
2号艇は豊田結(静岡出身・静岡支部31歳)【冒頭の写真】。準優で3コース差しを決めて勝ち上がってきた。約1年9カ月間の長期欠場を経て10月にカムバックしたばかりだが、復帰2節目で優勝戦進出を果たす快走。これが2016年6月の浜名湖男女ダブル戦(優出4着)と同年9月の蒲郡ヴィーナスシリーズ(優出2着)に続く通算3回目の優出だ。勢いそのままにデビュー初Vをめざす。
3号艇は川井萌。準優では4コースまくり差しで守屋を破って波乱を巻き起こした。優出はデビュー初Vを飾った8月の浜名湖オールレディース以来で通算3回目。浜名湖優勝戦では3コースまくり差しを決めている川井だけに、優勝戦3号艇でどんな攻めを見せるのか目が離せない。
4号艇は武井莉里佳(兵庫出身・兵庫支部24歳)【写真上】。2連対率2位の好モーター40号機を駆り、9走で展示1番時計8本という圧倒的な快速パワーで勝ち上がってきた。今節ここまで4勝はすべて3~5コースでマークしており、優勝戦4号艇は願ってもない枠番だろう。デビュー初Vをめざして攻めるのみだ。
5号艇は大豆生田蒼。1・3・3・5・2・1・2・1・2着と安定した走りで優勝戦まで駒を進めてきた。もし優勝となれば昨年11月20日のびわこヴィーナスシリーズ以来で約1年ぶり。今節2日目の11月26日が30歳の誕生日だった大豆生田がバースデーシリーズを優勝で自ら祝うか。
6号艇は高石梨菜、今節4日目の11月28日が31歳の誕生日だった。大豆生田とともにバースデーシリーズで優出を果たした高石は、これが通算4回目の優出で地元平和島では初優出。大外枠ながらデビュー初Vに挑む。
今年ヴィーナスシリーズでは2月唐津で赤井睦、6月桐生で福岡泉水、8月丸亀で森下愛梨、10月蒲郡で勝浦真帆と4人もデビュー初Vが生まれている。11月平和島で5人目が誕生する可能性も十分だろう。