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小野生奈がコンマ04で逃げ多摩川初優勝! 次節三国G1で今年ラスト

2024.11.18

 ボートレース多摩川の「ヴィーナスシリーズ第17戦是政プリンセスカップ」(11月13日~18日開催)が18日、終了した。優勝戦は1号艇の小野生奈(福岡出身・福岡支部36歳)【写真2枚】が快勝。1コースからコンマ04のトップスタートで逃げ切った。2着にはまくり差しで迫った4号艇の倉持莉々(茨城出身・東京支部)、3着には3号艇の刑部亜里紗(静岡出身・静岡支部)が入り、3連単1-4-3で1690円の7番人気となっている。

 勝った小野は9月の常滑ヴィーナスシリーズに続く今年2回目の優勝で通算23V。多摩川では初優勝となり、V歴のある水面が14場に増えた。小野は優勝後のインタビューで「スタートは速いと思ったんですが、特訓から莉々ちゃん(倉持)がビシバシきてたので放れなくて…。入ってはいると思ったので行きました。差されたと思いましたが、まっすぐに向いてからの足が良かったので助かりました。今年はフライングを3本切ったのが反省点。自分の中でもショックでした。直さないといけないな」と今年を振り返りつつ語っていた。

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 今節の小野は1・2・1・1・2・3・1・5・1・1着。2連対率7位の好モーター18号機を手にし、前検トップタイムをマークすると、初日に6コース差しを決め、さっそくそのパワーを披露。さらに2日目に1コース逃げ、3日目に2コースまくり、4日目に1コース逃げと白星を重ね、予選を2位で通過した。そして準優・優勝戦は1コースから逃げ切って頂点へ。節間6本の展示1番時計を出す快速パワーで栄冠をつかんだ。

 小野は次節11月28日からのG1三国周年に参戦。そのあと30日間のF休み(12月4日~来年1月2日)に入るため、次節が今年のラストレースになる。小野は「G1のあっせんにビックリ。今年のすべてをぶつけます!」と決意を披露した。

 今年の小野は3月の三国戦、4月の常滑戦、10月の蒲郡戦と3本のフライングを切り、苦しいシーズンに。前々期F2の影響で前期は76走しかできず、来期のA2級降格も決まってしまった。また長期のF休みが響いて女子賞金ランキングも46位(11月18日、18時時点)と低迷。本来なら19日からのG2レディースチャレンジカップに出場するべき実力の持ち主だが、今年は賞金女王戦線に加わることができず不本意な一年となった。

 来年は5年ぶりのレディースチャレンジカップ出場、4年ぶりのクイーンズクライマックス出場を果たしてマネーバトルを盛り上げたいところ。特に来年はレディースチャレンジカップが地元福岡での開催となるだけに小野にかかる期待も大きくなってきそうだ。大舞台で輝く小野の姿を多くのファンが待っている。

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