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門田栞が好タイム連発 大詰めのSQM出場権争い注目 多摩川ヴィーナス

2024.11.14

 ボートレース多摩川の「ヴィーナスシリーズ第17戦是政プリンセスカップ」(11月13日~18日開催)は14日、予選の2日目が終了した。2日目メインカードの12R「多摩川の女ドリーム戦」は、1号艇の小野生奈(福岡出身・福岡支部)が1コースからコンマ18のトップスタートで逃げ快勝。2着に3号艇の倉持莉々(茨城出身・東京支部)、3着に4号艇の富樫麗加(東京出身・東京支部)が入り、3連単1-3-4で840円の3番人気となっている。

 さて激戦が繰り広げられた2日目だが、印象的なレースとなったのが1Rだ。1号艇の門田栞(愛媛出身・香川支部24歳)【冒頭の写真】が1コースからコンマ02のトップスタートで逃げを決めると、道中もスピードを緩めることなく1分47秒0の今節最速タイムでゴール。2着の選手(1分50秒9)に3秒9もの大差をつける圧巻の独走劇だった。

【今節上がりタイムベスト5】
1位 門田  栞 1分47秒0 (2日目1R)
2位 小野 生奈 1分47秒7 (2日目12R)
3位 勝浦 真帆 1分48秒0 (2日目3R)
4位 来田 衣織 1分48秒2 (2日目2R)
5位 勝浦 真帆 1分48秒3 (初日5R)

 門田は近況各地で好タイムをマークしており、9月の大村オールレディース、9月の芦屋ヴィーナスシリーズ、11月の児島一般戦で立て続けに節間トップタイムを記録。最近5節のうち3節で最速ラップを出すという驚異の走りだ。24歳の若きスピードクイーンが今節さらにタイムを伸ばしてくるのか注目しておきたい。

 なお第1回スピードクイーンメモリアル(SQM)の選考期間(2023年12月1日~2024年11月30日)が大詰めを迎えているが、多摩川の現時点での選考タイム1位は竹井奈美が昨年12月のクイーンズクライマックスシリーズ戦のときに出した1分46秒1。しかし竹井は長期あっせん辞退中のため来年2月浜名湖のSQMは欠場の見込みで、実質的な多摩川1位は長嶋万記の1分46秒3となっている。

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 今節これを上回る選手は現れるのか。門田のほかでは大村選考タイム1位の小野生奈(福岡出身・福岡支部36歳)【写真上】や、びわこ選考タイム1位の香川素子、からつ選考タイム1位の刑部亜里紗、今年節間トップタイムを2回出している清水愛海らに注目しておきたいところだ。

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