レースリポート
多摩川 2日目ドリーム戦は小野生奈が快速パワーで逃げ切り狙う
2024.11.13
ボートレース多摩川の「ヴィーナスシリーズ第17戦是政プリンセスカップ」(11月13日~18日開催)が開幕した。初日メインカードの12R「リップルドリーム戦」は、2号艇の松本晶恵が前半8Rに続いて私傷病のため欠場し、5艇立てのレースとなった。1号艇の守屋美穂(岡山出身・岡山支部)が1コースからコンマ17のトップスタートで逃げ切り快勝。2着に6号艇の永井聖美(愛知出身・東京支部)、3着に4号艇の塩崎桐加(三重出身・三重支部)が入り、3連単1-6-4で4070円の12番人気となっている。
2日目のメインカードは12R「多摩川の女ドリーム戦」。ダブルドリームの後半戦として行われる。
<多摩川 2日目12R 多摩川の女ドリーム戦>
1枠 小野 生奈(福岡・福岡)1コース1着61%
2枠 香川 素子(大阪・滋賀)2コース1着5%
3枠 倉持 莉々(茨城・東京)3コース1着25%
4枠 富樫 麗加(東京・東京)4コース1着17%
5枠 今井 裕梨(群馬・群馬)5コース1着15%
6枠 清水 愛海(山口・山口)6コース1着7%
※()内は出身・支部の順
※コース別1着率は前期(今年5月~10月)
1号艇は小野生奈(福岡出身・福岡支部36歳)【冒頭の写真】だ。初日は9R6号艇の1回走りで登場し、6コースから差して1着を奪う快走。最高の滑り出しとなった。
小野が今節手にしたモーター18号機は2連対率7位の好素性機。前節のG1多摩川周年では濱野谷憲吾が予選4位(準優5着)に入るなど上々の走りを見せていた。小野は前検タイム1位をマークしており、伸び足軽快な印象。またこの18号機はこれまで1コースで1着率70%(20戦14勝)というデータもあり、スロー戦で勝ち切るパワーも申し分なさそうだ。
気になるのはスタート。小野は前々節の蒲郡ヴィーナスシリーズ(10月23日)でフライングを切ったばかり。今期F0ではあるが、未消化のF休み(12月4日~来年1月2日)を抱えている状態だ。ただ前節の大村戦ではゼロ台スタートを2本決めるなど節間平均STコンマ14としっかり踏み込めていた。今節も気にする必要はないかもしれない。
12Rの中枠には倉持莉々と富樫麗加(東京出身・東京支部35歳)【写真上】の地元勢が並ぶ。倉持は約1年3カ月間の長期欠場を経て10月にカムバックしたばかりだが、復帰2節目となる前節の蒲郡ヴィーナスシリーズで優出2着に入るなど好調。一方、富樫は初日に2コースまくりと4コースまくり差しで2連勝を飾る好スタートとなっているだけに目が離せない。