レースリポート
勝浦真帆が01Sでデビュー初V 116期女子では大山千広に続き2人目 蒲郡ヴィーナス
2024.10.26
ボートレース蒲郡(ナイター)の「ヴィーナスシリーズ第15戦 ムーンライトプリンセス決定戦(10月20日~25日開催)が終了した。優勝戦は1号艇の勝浦真帆(岡山出身・岡山支部28歳)が快勝。中谷朋子の前付けをブロックして進入は深めになったが、1コースからコンマ01のトップスタートで逃げ切った。2着には3号艇の倉持莉々(茨城出身・東京支部)、3着には6号艇の中谷朋子(兵庫出身・兵庫支部)が入り、3連単1-3-6で1550円の3番人気となっている。
勝った勝浦はこれがデビュー初優勝。「めちゃくちゃウレシイです。きょうが一番いい仕上がりで、3周アッという間でした。デビューからここまでずっと見ていてくださった小畑実成さん(師匠)にまず伝えたいです」と語った。2015年5月のデビューから約9年5カ月、通算10回目の優出で栄冠を手にした。116期女子レーサーの優勝は大山千広に続いて2人目だ。なお今年デビュー初Vを飾った女子レーサーは6人目となっている。
【今年デビュー初Vを飾った女子レーサー】
2024年2月19日 赤井 睦(唐津ヴィーナスシリーズ)
2024年4月27日 原 加央理(桐生一般戦)
2024年6月30日 福岡 泉水(桐生ヴィーナスシリーズ)
2024年8月6日 森下 愛梨(丸亀ヴィーナスシリーズ)
2024年8月24日 川井 萌(浜名湖オールレディース)
2024年10月25日 勝浦 真帆(蒲郡ヴィーナスシリーズ)
今節の勝浦は1・3・1・5・1・1・4・3・1・1着。手にしたモーター62号機は2連対率16位の中堅機だったが、初日に1コース逃げ、2日目に4コースまくり差し、3日目に6コースまくり差し(3連単2万円台)、4日目に4コースまくり(3連単1万円台)と軽快な走りを連発。予選を2位で通過した。そして準優で1コース逃げを決めて優出を果たすと、優勝戦では1コースからコンマ01まで踏み込む気迫の走りで逃げ切り成功。勝浦にとって節間6勝は自己最多となっている。
この活躍で今期勝率は今節開始前の5.84から5.99までアップ。これまでの自己ベストは5.15(2020年後期適用)だったが、大幅に上回る成績を残してA2級初昇格を決めた。
勝浦は今期の出走予定をすべて終え、次節は11月1日からの三国オールレディースに登場。注目度が高まるなかどんな走りを見せるのか楽しみだ。
また、今節は新設の「PG1スピードクイーンメモリアル」の蒲郡代表争いも注目されたが、浜田亜理沙の1分46秒6を上回る選手は現れず。節間トップタイムは渡邉優美の1分46秒9だった。
なお現時点で蒲郡選考タイム1位は浜田、2位は渡邉だが、浜田は尼崎代表、渡邉は下関代表の権利を持っている状態のため、蒲郡代表は選考タイム3位の高田ひかる(三重出身・三重支部30歳)【写真上】が暫定的に権利を保持する形となっている。
【スピードクイーンメモリアル 蒲郡選考ベスト5】
1位 1分46秒6 浜田亜理沙(2024年1月17日)
2位 1分46秒9 渡邉 優美(2024年10月21日)
3位 1分47秒1 高田ひかる(2024年10月21日)
4位 1分47秒3 三浦 永理(2024年1月8日)
5位 1分47秒5 渡邉 優美(2024年10月25日)
5位 1分47秒5 高憧 四季(2024年10月21日)
5位 1分47秒5 小野 生奈(2024年10月20日)