レースリポート
蒲郡ヴィーナス 勝浦真帆が1号艇で初V王手 対抗はゼロ台S7連発の倉持莉々
2024.10.25
ボートレース蒲郡(ナイター)の「ヴィーナスシリーズ第15戦 ムーンライトプリンセス決定戦」(10月20日~25日開催)は24日に5日目が終了。25日に行われる優勝戦のメンバーが決まった。
<蒲郡 最終日 12R 優勝戦>
1枠 勝浦 真帆(岡山・岡山)優出10回目 0V
2枠 宇野 弥生(埼玉・愛知)優出115回目 22V
3枠 倉持 莉々(茨城・東京)優出20回目 3V
4枠 前原 哉(岡山・岡山)優出5回目 1V
5枠 山口真喜子(長崎・長崎)優出4回目 0V
6枠 中谷 朋子(兵庫・兵庫)優出148回目 27V
※()内は出身・支部の順
予選1位だった渡邉優美が準優11Rの1号艇で3着、予選3位だった日高逸子も準優9Rの1号艇で3着に敗れる波乱。ポールポジションは勝浦真帆(岡山出身・岡山支部28歳)【冒頭の写真】が手にした。
勝浦は今節ここまで1・3・1・5・1・1・4・3・1着。予選を2位で通過し、準優10Rの1号艇で逃げを決めて勝ち上がってきた。これが通算10回目の優出で自身初の優勝戦1号艇だ。2015年5月のデビューから約9年5カ月、悲願の初優勝なるか。
ただこの優勝戦は一筋縄ではいかない展開が予想される。まず勝負のポイントとなるのは進入だ。6号艇の中谷朋子は積極的に前付けを仕掛けるタイプ。今期でいうと6号艇が15回あるが、1コース1回、2コース7回、3コース3回、4コース2回、5コース0回で、6コースは2回しかない。すんなり6コースにとどまる可能性は低いだろう。まずはスタート展示での動きを注視したい。
次のポイントはスタートだ。今節平均STコンマ09で出場46人中1位の倉持莉々(茨城出身・東京支部31歳)【写真上】、今節平均STコンマ10で出場46人中2位の宇野弥生が優勝戦に名を連ねている。
特に倉持は今節9走のSTがコンマ25、16、06、06、02、09、06、07、08。2日目からゼロ台スタート7連発という驚異的な踏み込みを見せている。約1年3カ月間の長期欠場を経てカムバック2節目の倉持だが、圧巻の走りを見せてきた。準優で6コースまくり差しを決めるなど舟足も申し分ないだけに目が離せない。