レースリポート
蒲郡ヴィーナス A2級勝負駆けの原加央理と高憧四季に注目
2024.10.22
ボートレース蒲郡(ナイター)の「ヴィーナスシリーズ第15戦 ムーンライトプリンセス決定戦」(10月20日~25日開催)は、21日に2日目が終了した。高田ひかる(三重出身・三重支部)が1・3・1・2着で予選首位に浮上。予選2位に平高奈菜(愛媛出身・香川支部)、予選3位に勝浦真帆(岡山出身・岡山支部)がつけている。
さて10月も下旬に入り、2025年前期級別審査期間(2024年5月~10月)は残りあと10日。級別勝負駆けが大詰めを迎えている。
A1級ボーダーは流動的だが、現在6.16前後。今節出場メンバーでは大瀧明日香(静岡出身・愛知支部)、関野文(大阪出身・大阪支部)らがボーダー付近にいる。
大瀧は今期勝率が現在6.28。残り4日間で大崩れさえなければ3期ぶりのA1級復帰がかないそうだ。そして大瀧は今年の女子賞金ランキングで25位という位置におり、レディースチャレンジカップ出場はほぼ確実となってきたが、クイーンズクライマックス出場ボーダーまでは約422万円の大きな差がある状態。この差を少しでも縮めるためにも賞金の上積みをめざしたい今節だ。
関野も今期勝率が現在同じく6.28。2期連続のA1級キープが見えてきた。今節はここまで1・4・2着で予選8位。3月の下関ヴィーナスシリーズを最後に優出から遠ざかっているだけに、今節は約7カ月ぶりの優勝戦進出を狙いたい。
A2級ボーダーも流動的だが、現在5.44前後。原加央理(埼玉出身・埼玉支部37歳)【冒頭の写真】、高憧四季(大阪出身・大阪支部24歳)【写真下】が勝負駆けの状況だ。
原は今期勝率5.36。前々期は5.33、前期は5.34で惜しくもA2級初昇格を逃しており、三度目の正直をめざしている今期だ。今節はここまで2・5・5着で予選28位。2連対率39位の低勝率モーターにやや苦戦している。3日目は6R1号艇と10R4号艇で登場。絶好枠も回ってくる大事な一日になる。
高憧は今期勝率5.33。今期は6カ月間の女子レースあっせん除外(3月3日~9月2日)があったため男女混合戦を主に走ってきたが、A2級ボーダー付近で踏ん張ってきた。残り4日間を8走53点程度のペースで走ればA2級ボーダーに届く計算。どんな勝負駆けを見せるのか注目したい。3日目は進入固定7R4号艇と11R6号艇という試練。