レースリポート
徳山オールレディース スーパーピット離れの角ひとみが優勝戦波乱生む?
2024.10.10
ボートレース徳山(モーニング)の「日刊スポーツ杯争奪徳山オールレディース」(10月6日~11日開催)は10日、準優の5日目が終了。11日に行われる優勝戦のメンバーが決まった。
<徳山 最終日 12R 優勝戦>
1枠 田口 節子(岡山・岡山)1コース1着83%
2枠 實森 美祐(広島・広島)2コース1着35%
3枠 角 ひとみ(広島・広島)3コース1着8%
4枠 佐々木裕美(山口・山口)4コース1着12%
5枠 魚谷 香織(山口・福岡)5コース1着0%
6枠 廣中智紗衣(愛知・東京)6コース1着0%
※()内は出身・支部の順
※コース別1着率は今期(今年5月~)
予選トップ通過の田口節子が準優12Rを1コース逃げで快勝し、ポールポジションを獲得。昨年12月の三国オールレディース以来となる優勝に王手をかけた。
田口は今期1コースで24戦20勝の1着率83%という鉄壁ぶり。今節も3回あった1号艇でいずれもきっちり1コースから逃げ切っている。優勝戦でも盤石の逃走を見せるか。
田口は今年の女子賞金ランキングが現在19位で、クイーンズクライマックス出場ボーダーまで約280万円差。ここで優勝賞金120万円を手にして、その差を一気に縮めたい。
そんな田口にとって最も気になる存在は3号艇の角ひとみ(広島出身・広島支部56歳)【冒頭の写真】だろう。今節の角は強烈なピット離れで内コースを奪うレースが多数。3日目10Rでは2号艇に田口、3号艇に角という番組があり、角がピット離れで飛び出して田口を抑え込み、2コースを奪い取るケースがあった。優勝戦でも角がスーパーピット離れで進入を動かす可能性は十分だろう。
そうなると舟券のカギは2号艇の實森美祐(広島出身・広島支部28歳)【写真上】になりそうだ。實森は今期2コースで17戦6勝の1着率35%、3コースで16戦5勝の1着率31%といずれも好成績。枠なりで2コースになっても、進入に動きが出て3コースになっても、どちらでも勝ち切れる力が十分にある。實森と角の広島勢2人が、いかに田口を攻略するのか注目だ。