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山下友貴が1年4カ月ぶりの”まくり”で津ヴィーナス波乱のV

2024.10.05

 ボートレース津のヴィーナスシリーズ第14戦「BOATBoyCUP」(9月30日~10月5日開催)が終了した。優勝戦は4号艇の山下友貴(静岡出身・静岡支部38歳)【写真2枚】が快勝。4カドからコンマ06のトップスタートでまくりを決めた。2着には5号艇の中川りな(福岡出身・福岡支部)、3着には2号艇の遠藤エミ(滋賀出身・滋賀支部)が入線。1号艇の藤原菜希(大阪出身・東京支部)は4着に終わり大波乱。3連単4-5-2は6万7390円の73番人気。

 勝った山下は通算7回目の優勝。2017年7月の江戸川ヴィーナスシリーズ以来、約7年3カ月ぶりの栄冠を手にした。津では当地初Vとなっている。

【山下友貴 優勝歴】
2012年3月 唐津女子リーグ
2012年12月 蒲郡男女ダブル戦
2013年3月 福岡女子リーグ
2013年12月 芦屋クイーンズクライマックスシリーズ戦
2013年12月 常滑男女ダブル戦
2017年7月 江戸川ヴィーナスシリーズ
2024年10月 津ヴィーナスシリーズ

 今節の山下は4・1・1・3・1・2・4・2・1着。手にしたモーターは2連対率28位の中堅機だったが、2日目に6コース恵まれと5コースまくり差しで連勝を飾るなど序盤から好パワーを披露。予選を4位で通過し、準優で2コースから2着に入って昨年4月の蒲郡一般戦以来となる久々の優出を果たした。そして優勝戦で4コースから圧巻のカドまくり一撃。ちなみに山下の"まくり"での1着は、昨年6月の浜名湖オールレディース2日目に2コースまくりを決めて以来、約1年4カ月ぶりだった。

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 山下はピットに上がってきて「ちょっと実感がないですが、とてもうれしいです。(スタートは)行こうと思ってたんですが、やっぱりちょっと速くて放ってしまいました。1等で抜けた時からは転覆しないようにしっかり走ろうと思いました」と語っていた。

 山下はこの活躍によって大幅な勝率アップに成功。今期勝率は今節開始前の5.08から一気に5.52まで上がった。山下は前期F2の影響で5~7月にかけて60日間のF休みがあったため、今期の出走回数が現在58走という状況だが、今期まだ江戸川オールレディース(10月14日~19日開催)と児島一般戦(10月23日~28日開催)の出場を残しているため、A2級条件の70走はクリアできそうな見込み。2期ぶりのA2級復帰に向けて残り2節で勝負駆けとなりそうだ。

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