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レースリポート

(C)BOATRACE 山下夏鈴

津ヴィーナスシリーズ 優出は逸したが最終日5、10Rで初A2級に挑戦する山下夏鈴

2024.10.04

ボートレース津で開催されている「ヴィーナスシリーズ第14戦 BOAT Boy CUP」は5日が最終日。優勝戦が行われる。シリーズリーダーの藤原菜希と女子賞金トップをゆく遠藤エミとの一騎打ちとみる向きもあろうが、調整が合えば舟足光る浜田亜理沙のスピード戦も一考。さらに攻撃力ある山下友貴がカド想定なだけに波乱さえありうるファイナルだ。

(C)BOATRACE

優出メンバー中で初Vがかかるレーサーはいないが、山下友貴は2017年7月の江戸川ヴィーナスシリーズ以来、中川りなは2021年10月の芦屋オールレディース以来の栄冠をめざす。また、今年2月の唐津ヴィーナスシリーズで初優勝した赤井睦は、5月以降で集計される来期適用勝率を5.49(10月4日時点)としており、初のA2が視野に入っている。ちなみに、その想定ボーダーは1期前と同じぐらいなら5.43前後。期末までのあっせんは10月26日から31日まで開催される尼崎ヴィーナスシリーズ1節のみである。

(C)BOATRACE 山下夏鈴

この赤井睦とほぼ同じ状況なのが、地元の山下夏鈴(三重出身・三重支部27歳)【写真2枚】。来期適用勝率は4日時点で5.65。今月はあと2節(10月17日~21日開催の多摩川一般戦・26日~31日開催の尼崎ヴィーナスシリーズ)となっている。

今シリーズは予選突破を果たしたものの準優は6着敗退。最終日は5R2号艇と10R6号艇の2走だが、1走たりともおろそかにできない状況が続く。というのも、あくまで仮の話だが、連勝すれば勝率は5.72まで上がるが、6着2本だと5.57。天と地の境をゆく心境だろう。

そういうしびれるような時こそ守りに入るのは禁物。フライング持ちながら、伸びを生かした攻めを基本に戦うはず。注目したい。

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