レースリポート
宇野弥生が児島Vで女子賞金7位に浮上 平高奈菜は2着で女子賞金12位に
2024.09.29
ボートレース児島でのオールレディース「第36回瀬戸の女王決定戦」(9月24日~29日開催)が29日に終了した。優勝戦は1号艇の宇野弥生(埼玉出身・愛知支部38歳)【冒頭の写真】が快勝。1コースからコンマ09のトップスタートで逃げ切った。2着には2号艇の平高奈菜(愛媛出身・香川支部)、3着には5号艇の富樫麗加(東京出身・東京支部)が入り、3連単1-2-5で1870円の7番人気となっている。
勝った宇野は今年3回目の優勝で通算22V。児島では2012年の男女ダブル戦と2020年のオールレディースに続いて3回目の優勝となった。
宇野はこれで優勝賞金120万円を獲得。今年の女子賞金ランキングは今節開幕時点で11位だったが、一気に7位まで浮上した。地元蒲郡でのクイーンズクライマックス出場へ大きく前進だ。宇野は2012年の第1回クイーンズクライマックスに出場しているが、その後はあと一歩及ばず出場を逃すケースが続いてきた。今年は12年ぶり2回目のベスト12入りに向けて気迫の走りが続いている。
優勝戦2着の平高奈菜【写真上】は賞金66万円を獲得。今節開幕時点で14位だった今年の女子賞金ランキングを12位まで押し上げ、クイーンズクライマックス出場圏内に入ってきた。ただ13位の寺田千恵は現在尼崎男女ダブル戦に出場中で、3日目終了時点で予選1位という状況。14位の長嶋万記は30日から津ヴィーナスシリーズに出場で、通算2Vの実績がある津水面で賞金を上積みしてきそう。クイーンズクライマックス出場ボーダー付近は抜きつ抜かれつの熾烈(しれつ)な争いがまだまだ続きそうだ。
田口節子は地元Vならず無念の優勝戦5着。賞金41万円の上積みにとどまった。今年の女子賞金ランキングは21位まで上がったものの、クイーンズクライマックス出場ボーダーまでは約316万円の大きな差が残っている。選考期間残り2カ月ほどで、いかにこの差をひっくり返すのか注目したい。
【2024年女子賞金ランキング】(9月29日、18時30分現在)
1位 遠藤 エミ 49,705,000円
2位 浜田亜理沙※36,847,166円
3位 渡邉 優美※35,173,866円
4位 三浦 永理 34,711,000円
5位 守屋 美穂※31,494,000円
6位 細川 裕子 28,451,999円
7位 宇野 弥生 27,383,932円(児島優勝戦1着)
8位 平山 智加 27,084,866円(児島優勝戦4着)
9位 西橋 奈未 26,208,000円
10位 海野ゆかり 26,124,000円
11位 藤原 菜希 26,099,466円
12位 平高 奈菜 25,427,500円(児島優勝戦2着)
13位 寺田 千恵 24,467,732円
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
14位 長嶋 万記 23,853,000円
15位 川野 芽唯 23,394,982円
16位 平田さやか 23,097,930円
17位 岩崎 芳美 22,587,260円
18位 松尾 夏海 21,955,000円
19位 落合 直子※21,923,333円
20位 櫻本あゆみ※21,433,066円
21位 田口 節子 21,305,190円(児島優勝戦5着)
22位 山川美由紀 21,241,000円
23位 日高 逸子 20,789,848円
24位 大瀧明日香 20,751,000円
25位 實森 美祐※20,546,000円
26位 清埜 翔子 20,526,000円
27位 向井 美鈴 20,228,742円
―――レディースチャレンジカップ出場ボーダー――
28位 廣中智紗衣 19,417,000円
29位 香川 素子※18,694,000円
30位 深川麻奈美 18,329,999円
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122位 藤田 美代 9,971,333円(児島優勝戦6着)
136位 富樫 麗加 9,152,000円(児島優勝戦3着)
(※守屋美穂、香川素子はG1・G2選出除外によりレディースチャレンジカップ、クイーンズクライマックスは除外)
(※浜田亜理沙、渡邉優美、落合直子、櫻本あゆみ、實森美祐はF休みによりレディースチャレンジカップ除外)